わが友ホロゴン・わが夢タンバール

285.20 ホロゴントラベル10「夏冬2度のネパールをおさらい」20 いつかがらりと



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くねった路地を彷徨っていますと、
浅い路地にぶつかりました。
角を出た途端に、少女と鉢合わせしました。
思わずホロゴンのシャッターを押し、
それから、例の通り「にっこり」
少女も平然と「にっこり」
これ位の覚悟がないと、
道路上で水浴びなどできませんね。

奈良町の続き。
午前11時から午前11時50分まで撮りました。

唖然としますね。
最初のセットであんなに回りにくかったフォーカシングリングが、
第二セットでは、するする回ります。

    メインのライカM9に付けたオリオンで112枚、
    ビオゴンで80枚撮りました。

昔の水路の上に作った児童公園で桜の落ち葉を撮っているとき、
横道を行くカップルの自転車から怖い言葉が聞こえてきました。

    「おれ、今は不思議なほどやさしいんだけどな」

その声色もかなり優しい。
大急ぎで、女性に言ってあげたかったですね。
「その男、間違っても結婚しちゃだめだよ」
ちょっと弱い声色のやさしい人間ほど、怖いですね。

結婚して、結婚前と態度を変えない人間はほとんど居ません。
私位ですね。
私は職場でも家庭でもほとんど態度が変わりません。
全部自分をさらけ出します。
ほかにやり方を知らないからですが、
結婚前に優しい人間は、豹変する確率がとても高いですね。

たとえば、妻に暴力を振るう男性はほとんど弱々しいタイプ。
マザコンか辛抱しているかどちらかの可能性が高い。
爆発すると、歯止めがありません。

たとえば、平和のシンボルの鳩は、仲間内で喧嘩すると、
相手の皮を剥ぐほどに凶暴になるそうです。

肉食獣は、遺伝的に歯止めが用意されています。
たとえば、雄の狼が喧嘩すると、
負けた方はそのとたんに、首を相手の口の前にもっていきます。
すると、もう勝者は、戦意を失って、敗者を慰撫するそうです。

どちらもコンラート・ローレンツの書いていることで、
間違いがないでしょう。
人間もそうだからです。

日頃攻撃的な人間ほど、家庭ではやさしいものです。
先ほどの自転車の男、もう恋人の心をつかんだ気持ちなのです。

でも、心配ないかもしれません。
近頃の女性はしっかりしています。
男の普段の態度をしっかり観察して、
一生をともにできるか、結婚しても変わらないか、
見極めることでしょう。

おにいさん、あんたのその自信、
いつかがらりとひっくり返されるよ。

家庭でいばる人間が嫌いなので、つい書いてしまいました。
そんな人間に限って、外では、往々にして、
自分より立場の弱い人間をいじめるのですから。

午後12時半出発。
by Hologon158 | 2011-11-27 16:45 | ホロゴントラベル | Comments(0)