286.80 ホロゴントラベル10「夏冬2度のネパールをおさらい」80 運命を変える
バザールって、いつの時代からあったのでしょう?
おそらく有史以前から?
どんな時代にも、市場があり、行商があり、
これが一般庶民への物資の供給場所だったのです。
有名な韓信の股くぐりの話もこんな市場でのお話。
老いも若きも、
男性も女性も、
貴族も庶民も、みんな混じり合い、
情報交換も盛んに行われたことでしょう。
恋も芽生えたでしょう。
要するに、生活の中心。
水滸伝にも、主人公の1人が金に困って、
家伝の名剣を市場で売ろうとする話があります。
やくざにからまれて、ふとしたいきさつから、
やくざのクビに名剣が触れた途端、ぽとりと落ちてしまう。
こうして、罪に問われて、流刑にあい、
ついには梁山泊に参加することになります。
バザールは、人々の運命を変える場所でもあったのです。
今も、そんなバザールが世界各地にあって、
生活の中心であり続けているわけです。
by Hologon158
| 2011-12-11 22:29
| ホロゴントラベル
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