わが友ホロゴン・わが夢タンバール

289.11 ホロゴン外傳25「2011年12月17日大阪十三でズミルックス筆下ろし」11 ピッカピカ



午前中、大掃除の第一弾、
キッチンのクリーニング、1時間50分かかりました。

こんな仕事は、楽しみと抱き合わせにします。
私は真面目な家人ではないのですから。

iPodで、ドラマを聴きながら。
エウリピデスの「メディア」の残りを聴きました。
これはもう凄惨そのものの悲劇で、
紀元前のアテーナイでは、もうこんな複雑な心理劇、
壮大な復讐劇を市民達が真剣に観ていたのです。
当時、日本はまだ弥生時代末期、
言語資料など零、歴史もまるで不明というのに!

シェークスピアの「テンペスト」を次に聴きました。
アメリカ、ハリウッドで録音されたものですが、
シェークスピア俳優がちゃんとクィーンズイングリッシュで、
見事に歯切れのよい発声で演じてくれます。
これにいかにもエリザベス朝風の音楽が雰囲気を高めてくれます。

オルダス・ハクスリーの小説「Brave New world」、
この題名が「テンペスト」の中からの引用であることを
はじめて知りました。

確認しようとして、グーグルで検索すると、見つかりました。
「シェイクスピアの文句を題名にした作品一覧」
(http://ja.wikipedia.org/wiki/シェイクスピアの文句を題名にした作品一覧)
これは楽しい記事でした。

続いて、モリエールの「病は気から」
すぐ病気だと思いこむ男、娘を医者に結婚させたがります。
傑作なシーン。

   娘は、別の青年に恋をしているので、拒みます。
   男が「結婚しなさい! これは私の命令だ!」
   すると、女中のトワネット、
   「結婚してはなりません! これは私の命令よ!」
   男、うろたえて、「お前、ただの召使いなのに....」
   「バカな命令を出すのを、召使いだからと言って、
   ほっておけません!」

もう痛快極まりないドラマ。
一人げらげら笑いながら聴いていると、
キッチンの掃除は全部終わっていました!

疲れました。でも、

   キッチンはピッカピカ。
   頭の中もピッカピカ。



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by Hologon158 | 2011-12-22 14:17 | ホロゴン外傳 | Comments(0)