わが友ホロゴン・わが夢タンバール

297.11 ホロゴンデイ80「2008年3月29日春の京都をあてどなくホロゴンと」11 疑いを抱いた



今日、韓国古楽器、ヘグムとカヤグムの音楽を聴く機会に巡り逢いました。
ヘグムは二胡に似た弦楽器。
カヤグムは日本のお琴と中国の古箏の丁度中間のような楽器。

    ヘグムの古色、
    カヤグムの力感、
    これがとても印象的でした。

中国の古楽器はどんどん進化してきたようです。
韓国も進化しているのでしょう。
だけど、とくに、ヘグム。
とても弾きにくそうですし、音も出しにくそうです。
このことがとても印象的でした。

    わざと、弾きにくく、出しにくいままにしているのでは?
    そういう疑いを抱いたからです。

どんな楽器も、電子音楽は別として、特有の弾きにくさを持っています。
この弾きにくさを克服してこそ、音楽が生まれる、
そんな感じがしてきました。

もうこのあたりで、お気づきでしょう、
いつものお得意の我田引水の伏線を引いていることに。

    写真も同じじゃないか?
    そうピンと来たのです。

撮りにくいカメラ、レンズをわざわざ使う理由、
ここにも同じような事情があるのでは?

昔、ズームレンズを生まれて初めて使ったときに、
はっきり感じたことを思い出します。

    やめよう、
    こんな便利なレンズを使っていたら、
    撮りたい写真が撮れなくなる。

撮りたい写真とはなにか?
そんなものは分かりません。
分かってたら、写真家の道に進んでいるかも知れません。

分からない。
でも、分かることがある。

    便利なレンズ、カメラは、写真巧者への道。
    巧い、
    だけど、心になんにも響いてこない、
    そんな写真への道。

私はそう信じて疑いません。

近ごろ、私も便利なデジカメを使うようになりました。
でも、それに付けるレンズは全部、撮りにくいこと、この上なし。
ピントを合わせること、その一つだけでも、四苦八苦。
でも、デジカメでないと、使えない夢のレンズたちに居る!

    おかげで、私は今、夢の国に。



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by Hologon158 | 2012-02-06 00:01 | ホロゴンデイ | Comments(0)