303.01 ホロゴン画帖98「十藤帖 フジハラビルでぼくはアートに燃えた」
えらい災難でした。
今朝はおそらく今冬一番の冷え込み。
洗面所から妻の声。
「またお湯がでないわよ」
私、軽い気持ちで、
「じゃ、蛇口開けといたら?
だんだんと流れるようになるだろうから」
前回の給湯管凍結のときもそうしたからです。
私は、それじゃ、と洗面はお湯が出た後にと、2階の書斎に。
この画帖のための写真セレクトをしていると、
私の部屋のインターフォンが鳴って、妻の声、
「非常事態、非常事態!」
こんなときは、スーパーマンと一緒です。
階段をすっ飛ぶようにして下りました。
階段の下に妻が居て、床を指さしました。
満々たる水。
給湯管が通水したのです。
ここまではよかった。
最近、洗面台が詰まり気味だったことを思い出しました。
ほとばしり出たお湯が床に溢れ出ている。
おかげで、洗面所と廊下は5㎜ほどの水を湛えて、
シルクロードの遙かなる逃げ水の湖面と化したという訳です。
妻がさっそく大タオル2枚と小タオル1枚、バケツを用意。
私は、大急ぎで書斎に戻り、iPodを装着。
長丁場の作業になりそうだったからです。
シャーロック・ホームズの短編の朗読を聴きながら、
まず、つっかけをもってきて湖面を渡り、
風呂場に行って、プラスチックの風呂用シューズに履き替え、
洗面所の毛足の長いマットをよいこらしょと持ち上げ、
風呂場の2本の乾燥ポールに釣るして、水を絞り、
タオルを湖面に拡げて水を吸い、バケツに絞る作業にかかりました。
それからは、営々30分間、タオルを絞りに絞りました。
ようやく廊下と洗面所の水をあらかた拭き取り、
乾いたタオルで最後の仕上げをし、
家の裏の収納庫から、
トイレ吸盤ポンプ(というのでしょうか?)を取り出して、
洗面台の水をばしゃばしゃ出しながら、
幾十度とバンバン吸盤の上下運動を反復。
ようやく詰まりを完全に解消。
ポンプを収納庫に戻し、ついでに、次男のグリを家に入れ、
ビニール手袋を仕舞い、
タオル類を洗濯機に放り込んで、洗濯開始ボタン。
これでようやく作業完了。
ああ、我が人生の45分間を費やしてしまいました。
もっとも、ホームズの短編を2編聞きましたので、
時間の無駄だったというわけでもありません。
適度な運動をさせていただいたと、感謝しましょう。
おっと、その間、妻の姿は?
そう皆さんは不思議にお思いでしょう。
ご心配なく、妻は2階でパソコンにお向かいになっていました。
我が家では、力仕事は全部私、頭を使うのは全部妻、
こういう分担が結婚する前からの習慣。
非常事態宣言で、妻の仕事はほぼ終わっていたわけです。
ということで、楽しい午前を過ごしました。
ようやく2階に上がって、妻につつしんで報告し、
画帖の写真を加工して、この記事を書きました。
大阪天神橋のフジハラビルでの2本のレンズの饗宴を、
ざっとまとめてみました。
アンジェニュー、ケルンと、映画用レンズの両雄のレンズ、
見事にかみ合った感じがするのですが.........
by Hologon158
| 2012-02-19 18:21
| ホロゴン画帖
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