わが友ホロゴン・わが夢タンバール

316.22 ホロゴンデイ83「2006年9月2日大阪の庶民の町八尾をホロゴン片手に」22 浴びるほど映画を



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私は物心ついてからこの方5年前まで、
浴びるほど映画を観てきました。

どんなに忙しくても、毎日寝る前に一本観てきました。
睡眠時間が長くて6時間になったのは、このお陰。

考えてみますと、数限りないシーンの映像を観てきたのです。

もっとも独創的な映像シーンに満ちた映画はなんでしょう?
人によって、回答は違うのは当然です。
私にとっては、もちろん、

    エイゼンシュテインの「イヴァン雷帝」

全シーン、あっと驚かせるような構図でした。
思い切って黒白2値に切り詰めた画像は、
まるで雷帝の精神を象徴するかのように、
荒々しく禍々しく、すさまじいエネルギーに溢れていました。
かなりの広角を多用して、人間の関係、心理的距離を描きました。

デビット・リーンも独創的なイメージに満ちていました。
いや、数々の名監督たちはみんな個性に満ちた映像で、
彼らの名画を不滅のものとしたのです。

こんなことを思い出していると、
突然思いつきました、
私の心の奥底には、そんな数々の映像がしみ込んでいて、
写真を撮るときに、私を後押ししてくれるのではないか?
今回の写真なんか、結局、映画の1シーンの再現だったかも知れない。
by Hologon158 | 2012-04-15 22:28 | ホロゴンデイ | Comments(0)