319.15 ホロゴン外傳40「2012年4月21日パンタッカーも十三を闊歩した」15 まったくの誤解
まだ5月5日の喜びの話は続くのですが、
さきほど、子どもたち(猫ですが)に夕食の準備をしているとき、
フッと感じたことがあります。
私は、以前、自分が知的な人間であると信じていました。
でも、これはまったくの誤解だったかも知れない、
そんな感じが過ぎったのです。
どんな場合でも、結論を出していたのは閃きだった!
1+1は2、そんな論理的な回路をほとんど使わなかった!
写真家には、とても知的な方がいます。
ここでは、どんな写真を撮ろうか、
頭の中でしっかりと追い込んでゆきます。
じっくりと情景を眺めわたし、
どう料理しようか、カメラ、レンズ、露出、絞り、光、方向、背景、
すべてにわたって、ぎりぎりまで煮詰めるタイプ。
以前、彼岸花の飛鳥稲淵の案山子祭りで、
六地蔵案山子を数人のアマチュアの方が撮っていました。
道端にある六地蔵に向かって、道の反対側に三脚を並べて、
それぞれに思案していて、なかなか撮ろうとしません。
通りすがりに、一旦は立ち止まったのですが、
これじゃラチがあかないと気づいて、
「ごめんなさい。先に撮らせていただきます」
通り過ぎながら、ホロゴンウルトラワイドを脇に向けて、
ある一点でチャッと撮り、
「ありがとう」
皆さん、あきれ顔でした。
どこで、どの方向に撮るかは、レンズが指示してくれます。
ここではこう撮ろうと思案することは昔から一切なし。
この撮り方は、悩まなくて済みますので、とても気楽なのですが、
言えることが1つあります。
こんなことをやっている限り、絶対に進歩しない。
しかし、進歩しなければならない理由もありません、
自分のやり方、自分の写真に飽きない限りは。
[後書き]
今回の写真もそんな思いつき写真ばかり。
最後の一枚はトイレの窓です。
どこでもドア、ならぬ、
どこでも写真!
by Hologon158
| 2012-05-06 19:38
| ホロゴン外傳
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