324.06 ホロゴン外傳41「2012年5月19日鶴橋は待望のパンタッカーを迎えて」6 また、カメラテスト!
昨日は大阪難波に参りました。
すでに書きましたが、カメラテスト。
久しぶりにライカM3を持ち出しました。
もう一つがリコーGXR+A12。
この2台に次の2本のレンズを組み合わせます。
使う順番は、
①ライカM3とパンタッカー50mmF2.3でフィルム2本。
②リコーGXR+A12とオリオン28mmF6
③リコーGXR+A12とパンタッカー
④ライカM3とオリオン
午後12時15分レストランに入りました。
午前中③の途中まで。
リコーGXRだけは液晶でチェックできます。
オリオンもパンタッカーも快調です。
一つ不満は、パンタッカー50mmF2.3は実質的に75mm長焦点レンズとなり、
レンズの中心だけを使うので、
画像は全面的にしっかりと描写され、周辺減光もない。
これじゃ、ふつうのクラシックレンズ風でしかありません。
リコーGXR+A12は、どうやら、
ライカM9では周辺がけられてしまうレンズたちを救済する道具、
という位置づけになりそうです。
ライカM3は、さすがに使い勝手がいい!
使うたびに思うのですが、やっぱり、このカメラ、
史上最高のカメラ!
シャッターを含めて、すべての作動が確実スムーズで、
手になじむフィット感、安定感は格別、信頼感に溢れています。
ライカM9を1年以上使ってきて、
ライカって、こんなものだと思うようになっていた私には、
その落差はあまりにも大きい!
ライカM9の画像はすでに安定して、好みの色合いに仕上がってくれます。
ピント合わせもきわめてスムーズです。
とても使い勝手のよいカメラに仕上がっています。
でも、ライカM3と比較したら、おしまいです。
映画「ディーバ」をご覧になりましたか?
いかにもフランス的に洒脱な、わくわくするような映画。
そのクライマックスシーン、
女性主人公がオペラ「ワリー」のアリアを見事に歌います。
たしかにディーバの風格に溢れています。
でも、その後に、マリア・カラスを聴いてはなりません。
あらゆる点において、比較になりません。
深々とした旋律線に乗った、
一つ一つの言葉と音に込められたニュアンスの豊かさ、深さは、
まるで別の音楽ではと思わせるほどです。
そこまでの差はありませんが、
ライカ社は、ライカM6以来の「売らんかな」路線の延長線に、
ライカM9を出しました。
シャッター一つとっても、
ライカM3のそれとが比較にならないほど、弱々しい。
レンズもカメラボディも、歴史に残る名器を残そうという心意気を失って、
高級機種だけど、大衆が飛びつく現代カメラの一つ、
ただのOne of themを製造販売しようという姿勢。
つまりませんね。
さて、午後1時出発。
ライカM3にオリオン28mmF6を付けて、楽しみましょう。
by hologon158
| 2012-05-27 12:04
| ホロゴン外傳
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