わが友ホロゴン・わが夢タンバール

324.08 ホロゴン外傳41「2012年5月19日鶴橋は待望のパンタッカーを迎えて」8 スーパーマンごっこ?



前回の記事で思い出しました。
ネパールでカメラを落としたことがあります。
カトマンズ南郊の古都パタンの小さなホテルに帰る途中でした。

すでに暗黒。
街灯なんてしゃれたものはありません。
月の光で道がぼっと光っています。
突然、道路のど真ん中の深い窪みに足を取られ、
私は前方にスーパーマンしました。

ペンタックスMEスーパーを右肩にぶらさげていました。
このカメラが放物線を描いて、前方溝にボチャリ。

私も路面に激突。
私はいつも勢いよく歩く癖のある人間で、
しかも弾むように歩く人間です。
要するに、重要人物らしく、重々しく足を運ぶなんてことは、
したくてもできない人間。
その勢いが全部落下エネルギーに変わったわけです。

顔は溝の中に飛び込み、少しどぶ水が口に入りました。
子供の頃幾度も泥水を浴びるような乱暴な遊びをしていた人間です。
とても懐かしい味でしたが、そんなことを言ってる場合じゃない!
かなり強くスネをうって怪我をし、ジーンズが破れました。
でも、私はそんなことをうっちゃって、カメラをさっと取り上げ、
飛ぶようにしてホテルに戻り、大急ぎでカメラの泥水を拭いました。

カメラは左肩の巻き戻しボタン側が溝の泥だらけの底にぶつかったようです。
巻き戻しレバーの基底部分に泥が詰まっていました。
ペンタックスMEはこの基底部分がたしか、
ASA感度設定と露出補正レバーになっています。
この設定ダイヤルは1レベルずつクリックで停止するのですが、
この事故のせいで、フリーにまってしまいました。

それだけで済みました。
昔のカメラは全金属製でがっしりできていたからです。

もしこのとき右手首に巻き付けていたら、
地面に激突するとき、手首をあげて、カメラを守ったはずです。
どんなときも、バッグに入れない限り、手首に巻き付けておく、
これが私の鉄則となりました。

でも、我ながら格好悪いですね。
やはり、ストラップは垂らす、
これが写真家たるもののあるべき姿ですね。



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by Hologon158 | 2012-05-27 21:34 | ホロゴン外傳 | Comments(0)