わが友ホロゴン・わが夢タンバール

356.18 ホロゴンデイ87「2007年1月14日ホロゴンのお供で奈良壷阪山に」18 ランチタイム



午後12時半、弁天町の高層ビル近くのイタリア料理店に入りました。
いつもどおり、きっかり1時間、測ったようにランチタイム。
この1時間に、まずホロゴンで2本撮り、定石通りサブに切り替え、
アンジェニューで122枚撮りました。

炎暑です。
ほとんど歩いている人はいません。
そんな中サラリーマン一年生たちが、研修帰りでしょうか、
背広姿、黒のスーツ姿でぞろぞろ通り過ぎました。
私との対比は、使用前と使用後でしょうか?

あの時代に戻ったら、その後の人生を
もっとうまくし遂げることができるでしょうか?

なにが「うまくし遂げる」ことなのか、これが問題ですね。

    私は、この世でもっとも一緒にいたい女性と一緒になり、
    家族に恵まれ(猫たちも含まれていますが)、
    仕事も悔いない程度にやり続けることができ、
    数少ないけど、すてきな友人たちに出会え、
    大好きな趣味にいくつも真剣に取り組むことができている。

やり直したら、その全部または一部を失うでしょう。
代わりに手に入れることができるものがあるのかも知れません。
また、そんなものも一生懸命努力し、
精一杯エンジョイすることでしょう。
でも、この人生で楽しんだこと、得たものを
手放したいとは思いませんね。

したがって、やり直しの可能性は却下。

世界、そして日本の現状、というより惨状と混沌と絶望を考えますと、
私たちの毎日は、リーグ首位のチーム相手の野球の延長戦、
毎イニングの裏、1点差のリードをその都度跳ね返して、
かろうじて次のイニングに望みをつなぎ続ける最下位チーム
のようなものではありませんか?

今日の次に明日が来るかどうか、なんの保証もない。
たとえ明日が来ても、私の明日は来ないかも知れないのです。

ヤン・ミギョンさんがおっしゃるように、
「今が贈り物」なのです。
炎暑を押して、弁天町の人気のない裏町を歩き続けてきましたが、
これも贈り物なのです。

ペペロンチーニに舌鼓を打ちながら、
アンジェニューの127枚を見返してみました。
よろしい!

ご承知のように、私の写真は、まじめで、ぎりぎりで、遊びがなく、
独創性と来たら、薬にしたくも、まるでない、そんな写真です。
ノーファインダーで撮っても、その状態は変わらない。
制約、限界を超えて、バンと突き抜けることなどできない。
要するに、スケールが小さい。
人間の限界なのでしょう。

本人は、だから、どうしたいという気持ちなどありません。
私の限界いっぱいで撮っているので、どうしようもないし、
これが私なんだから、どうしようもない。
これでいいと言うわけではありませんが、
一方では、人がどう考えようと、どうでもいい。

アンジェニュー25mmF0.95というレンズ、
なんだか私のそんな人間性、性格に合っているようです。

    超大口径なのに、まじめにきちんとフォーカスします。
    バックもまじめにぼけてくれて、暴れない。
    メタモルフォーゼはないけど、とてもキリリと像を結んでくれます。
    撮りたいものを撮りたいように撮らせてくれる、そんな感じです。

これで映画を撮ったら、おそらく監督も文句なしだったでしょう。
私も文句なしです。
さて、午後1時半です。
ホロゴン2本、アンジェニュー、そして休憩(おやつの時間)、
このサイクルで参りましょう!




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by Hologon158 | 2012-07-16 22:23 | ホロゴンデイ | Comments(0)