わが友ホロゴン・わが夢タンバール

358.17 ホロゴン外傳88「2012年4月7日天神橋商店街付近でダルメイヤー暗躍」17 にっこり、にっこり



昨日は大阪市平野区に参りました。
孫と対面の日です。

男の子ですが、会う度に美しくなっていると見えるのは、
身びいきなのでしょう。

外出するたびに、出会う人すべての眼をとらえて、にっこり。
おばさんもおっさんも茶髪のお兄ちゃんも不良っぽい高校生もそろって、
にこにこだそうです。

先日も、なにか母子の集いに出席したそうです。
十数組の母子が集まったのですが、
孫だけがボランティアの大学生たちのところにハイハイで近寄り、
1人1人ににっこり、にっこり、にっこり。
おかげで、人気を独り占めしてしまったそうです。

この笑顔を忘れないで大人になったら、
ストリートスナップも自由自在でしょう。

ここに不思議が1つ。

私のことですが、
孫と正反対に、色黒で、前も後ろも分からず、
好男子とは言い難い普通の風貌、華奢な体格、
目立たない身のこなし、
なにもかもがストリートスナップ向きにできているのに、
ついにストリートフォトで大成しなかったのは、なぜか?

たしかに外観は適性あり、ですが、
問題は、人間の中身ですね。

ストリートスナップを撮るためには、

    人間性に通暁していること、
    人間行動の適確な予測ができること、
    人間関係を幾何学的構図に還元できる才能、
    リアリティを写真イメージとして捉える才能、
    こうした条件をクリアしなければならないのでは?

私はそんな条件を1つとして満たさなかったために、
ついにストリートフォトを断念し、
自分一人で楽しむロボグラフィに落着したわけです。

それとも、孫にならって、にっこりを修得して、
も一度、ストリートフォトに挑戦するか?
いえいえ、とてもとても不可能。

なぜか?
赤ん坊の微笑はいかなる不純な動機もないので、
真実、純粋に微笑んでいます。

ところが、大人になると、そうは参りませんね。
さまざまな動機、打算、計算、目的、感情が万華鏡のように絡み合い、
微笑みはそうした下心の織りなす複雑な和音となります。
とてもややこしい笑顔になってしまい、
見る者も、その笑顔を解読する必要にかられることで、
素直に反応することができなくなります。

だから、笑顔一筋でスナップ、なんて、夢のまた夢ですね。




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by Hologon158 | 2012-07-22 01:48 | ホロゴン外傳 | Comments(0)