わが友ホロゴン・わが夢タンバール

362.09 ホロゴンデイ88「2006年9月18日ホロゴンで暑い夏の大阪のどこかを撮った」9 暑さに耐えるには



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今日も猛暑が続きます。
昨日は各地で観測記録を塗りかえたようです。
陽光、温度、湿度のトリオで責め立ててきますね。

暑さ寒さに対抗するには、どうしたらよいでしょうか?
昔ながらのやり方ですが、ある程度のレベルまでは、
なにかに熱中することではないでしょうか?

ピカソは、立ったまま絵を描くのですが、
描き始めると、寝食を忘れるそうです。

本田宗一郎さんも、新種カーの開発に取りかかると、
寝食を忘れて、数日間ぶっつづけで没頭したものだそうです。

幸せな人たちです。
没頭するためには、没頭できるだけの才能と集中力、意志力が必要だからです。

一方、規則正しい生活から驚くべき創造的成果を上げる人もいます。
思い出すのは、カール・ヤスパースです。
まだ若い頃は精神病理学者でしたが、
「精神病理学総論」を完成させます。
当時の精神病理学を完全に学問的に系統立てて整理し、
一つのスタンダードを築き上げたのです。
ところが、二十歳ぐらいまで生き延びられたら幸運だ、
と言われるほどの持病の持ち主でした。
生涯規則正しく生きることで、85歳まで長命を保ったのですから、
これだけでもすごいのですが、
哲学者に移ってから、実存哲学の金字塔を打ち立てたのですから、
超人的と言うのが正しいでしょう。

  寝椅子を用意して、ゆったりとした姿勢で思索に耽り、休息し、
  ときには空を眺めたそうです。
  自伝だったでしょうか、一日に一度は空をゆっくりと眺めるほどの、
  精神的余裕がない人は大きな仕事はできないという趣旨の言葉を記していました。

一日中空を眺めていたんじゃ、仕事もできませんが、
心の中に美を持つことは、
人生にとって大きな意味があるのではないでしょうか?

もう一人の偉大な哲人だったアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドも、
80歳を過ぎても、歩くときは空を見上げていたと弟子が書いています。

この人も、第一次世界大戦で、
天才的なほどに優秀と言われていた長男を戦没で失い、
さまざまな精神的苦悩を乗り越えて生きた人ですが、
弟子で共同研究者だったバートランド・ラッッセルをして
畏敬せしめたほどの集中力の持ち主でした。

どんなことに集中できるのでしょうか?
思うに、自分の好きなことに。

好きなことに集中することが、
集中力を付けるコツではないでしょうか?
そうすれば、やりたくもないけど、やらなければならない仕事にだって、
集中力を発揮して取り組むことができます。

集中力は、自分との勝負のようなものです。
負けてたまるか、というガッツと、やりはじめたら、
あんまりおもしろくてやめられないという関心・興味が原動力。

私にとって、ブログがそんな楽しみですね。

  誰に読ませるわけではない、
  自分だって、ほとんど二度と読まない、
  でも、今ここで思いついたことを速射砲のようにタイピングして、
  大好きな写真を付けて、一丁上がり。
  このプロセスが、成果が目に見えて保存されるだけに、
  たまらないほど魅力的ですね。

人が読まないことを前提にブログを作る人って、私位でしょう。

最初はそうでもなかったのですが、
今でははっきり、こう申し上げることができます。

  「読まないでくださいね。
   あなたの時間の無駄ですから」
by Hologon158 | 2012-08-01 17:54 | ホロゴンデイ | Comments(0)