わが友ホロゴン・わが夢タンバール

388.06 ホロゴン外傳97「2012年10月15日 大阪西九条でヘリアー15mmf4.5復活!」6 ツルピカ写真



ヘリアーを使ってみて、
どうもしっくり行かないところがあります。

全開の3枚目、コーンの写真、ツルツルピカピカですね。
ライカM9の設定を、シャープネスオフ、彩度、コントラスト、中低と、
できるだけ最低に落としているにもかかわらず、これです。
これがどうも我慢できません。

絞りF8の場合、1mにヘリコイドを合わせると、
50㎝から無限までのパンフォーカスになることになっています。
でも、デジタルなので、F11に設定して、F8の深度で撮っています。
そのために、ASA感度は、標準の80から400に上げています。
それなのに、ツルツルピカピカ。

ホロゴンだと、銀塩の場合、絶対にこんな写りにはなりません。
しっかりとナチュラルのまま。

NKさんがよくぼやかれることは、
ニコンが3:2の画面を用意していないということ。
NKさんがこの点について要望すると、
ニコン側では、「トリミングされたらいいじゃないですか」と、
有史以前のような馬鹿げた回答だそうです。

つまり、デジタル化した後、銀塩の伝統のある会社まで、
銀塩ユーザーがやむなくデジタルに移行したことを無視しているのです。

ライカ社だけではありません、おそらくすべてのデジタルカメラ、
ソフト的に、レンズ性能を超えたシャープネスやコントラストをつけ加えて、
これがレンズのオリジナルの味わいであり、レンズは進化しているのだと、
標ぼうしているのです。

銀塩ユーザーの一部は、銀塩フィルムの粒状性を超えて、ということは、
つまり、ほとんど視覚を超えて、シャープな画像など望みません。

「一部」と書いたのは、銀塩カメラを併用するユーザーの多くは、
デジタルの超高精細、高精密画像を歓迎しておいでのようだからです。

私はその一部。

    なんで、シャープネスを「オフ」だけじゃなく、
    さらに、ソフト的な画像強化プロセスをパスする「銀塩風」に、
    設定できるようにしてくれないのでしょうか?

カルティエ=ブレッソンや木村伊兵衛の名作を、
デジタル風ツルツル画像で観たいと、あなたは思いますか?

    ああ、思う方の方が多いのでしょうね。

銀塩風設定が欲しいと、あなたは思いますか?

    別に。
    ああ、思わない方の方が多いのでしょうね。

要するに、私は時代遅れ、ただそれだけなのでしょう。




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by Hologon158 | 2012-10-18 12:12 | ホロゴン外傳 | Comments(0)