398.01 ホロゴンデイ97「2007年1月27日 大阪大正区でホロゴンが吠え」1 庶民の町に吠える
ホロゴン外傳ゾンネタール編が終わったので、
恒例により、ホロゴンに戻りましょう。
5年前、大阪大正区でホロゴンウルトラワイドを使ったようです。
なぜか59枚しかないので、
これも恒例により、1回6枚ミニシリーズとまいりましょう。
さて、昨日木曜日の続き
午前10時福島駅東界隈の撮影を開始しました。
なぜ、呑み屋街ばかり徘徊するのでしょうね?
自分は絶対に呑み屋、夜の町に行くことはないのに?
それは、もちろん、路地裏だから。
午前11時20分、喫茶店で休憩。
50分間で158枚。
大漁ではありませんが、快調です。
肝心のエルマリート・キャンペーンですが、
喫茶店でちょっとチェックして、納得。
これまで数回撮ったときとはかなり違う、
すっきりとした画像が並びました。
露出はマイナス1+2/3に切り詰めていますが、
かなりアンダーなバックで撮るために、
むしろオーバー気味に明るい。
これからはマイナス2に切り詰めます。
それでもだめなら、マイナス2+2/3に切り詰めましょう。
午前11時50分出発。
こんな風に書いた後、あるブログで、
お二人の大ベテランブロガーからご指摘を受けました。
yoshiさんと中将姫光学さん。
エルマリート28mmF2.8をライカM9で使うとき、
AEに問題があるのでは、ということが骨子。
そこで、本ブログでも、私の露出法を説明させていただきます。
私は長年露出計なしのクラシックカメラを使ってきました。
EV値を使います。
絞りとシャッタースピードとの組み合わせを光量で決める方式。
ハッセルやレチナではEV値設定方式をとっていました。
EV値を決めた後、リングを回すと、自由に組み合わせを変えられます。
これは実に簡単で便利。
そこで、脳内露出計もこのEV値頼りにすべてを決めてきました。
ポジでマイナス1.5から2のアンダーになるように常に設定します。
ライカM9はもちろんAE露出です。
そこで、基本をマイナス1+2/3とします。
(この書き方では、どんな補正か理解困難だったようです。
1と2/3マイナス補正することを、ワープロで表記することは困難。
-12/3、 -1,2/3、-1.2/3、全部意味が違ってしまいます。
だから、日本語のマイナスは英数字全部にかかるとしているのです)
なんでもRAWだと、あとで自由な濃度で現像できるそうですが、
一日に600枚前後撮るので、そんな時間はありませんし、
作品発表など考えていないので、すべてjpegで撮っています。
私のしたいことはいつも同じ濃度で画像を統一すること。
そこで、歩きながら、絶えず補正値を修正しています。
前回の完全逆光では、絞りはF8、露出はマイナス1/3でした。
そのことを書かなかったので、
ベテランのお二人の疑問をよんでしまいました。
中将姫光学さんから貴重な情報を頂きました。
「エルマリート第一世代は後玉が出っ張っていてAEが効かないのでは」
ライカM9の場合、スーパーアンギュロン21mmf3.4とf4はまさにそうで、
真っ白になってしまいます。
だから、すべてマニュアルで決めています。
ところが、知らぬが仏ですね、エルマリートは効かないとは知らないので、
平気でAEで撮ってきました。
上記のように、マイナス1+2/3基準に目分量補正を施しながら撮ると、
あら不思議、ポジのそれと同じような濃度でほぼ全部上がります。
昨夜早速フォルダを調べて、確認しました。
それなのに薄く撮れることがあり、不思議に思ったことを思い出しました。
そんなときは、マイナス2以上に補正して撮りました。
そんなやり方で、普通に私の濃度で撮れています。
今回、その実例を2枚お目にかけましょう。
ブログに掲載するとき、濃度が私の標準からずれている場合、
わずかにレベル補正をします。
他に細工はいたしません。
今回の2枚は、とてもアンダーなので、若干薄めにしました。
要するに、私の脳内露出計による補正がエルマリートでも有効のようです。
以上のように、すべて目分量、アバウトですが、
EV値で考えると、夕刻までの光量の幅はEV値14程度から8と、
たった7段階に収まるので、その違いを身体に覚えさせるのは簡単です。
それ以下の光量になると、マニュアル露出にし、レンズを開放にし、
シャッタースピードを1/15、1/8、1/4で撮ります。
1/8までは、どんなカメラでも99%ぶれません。
1/4は、運がよければ、ぶれません。
つまり、祈る気持で撮ります。
以上のように、原則を決めておき、
撮りながら補正するのですが、その際、絶対に頭で思案しません。
考えると、迷います。
直感でダイヤルや設定を動かして、信じて撮る、
これが正解です。
by Hologon158
| 2012-11-23 18:29
| ホロゴンデイ
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