わが友ホロゴン・わが夢タンバール

404.20 ホロゴン外傳98「2011年8月27日キノプラズマート25mmf1.5は心斎橋の派手好み」20-完-日本の歌


千住真理子さんのすべてのCDを手に入れ、
大阪で開催されるコンサートには、
チケットが手には入る限り、すべて参ります。

でも、いわゆる「追っかけ」ではありません。
自分の本拠以外のコンサートにも出かけていく、
そこまでいかないと追っかけではないでしょう。

日本内外にすぐれたヴァイオリニストはたくさん居ます。
彼女も相当なものですが、
彼女よりも巧いヴァイオリニストもたくさん居るでしょう。

    でも、私が私淑したヴァイオリニストは、
    過去に、アルトゥール・グリュミオー、
    そして、現在、千住真理子さんだけ。

なぜか?

    音の隅々から、あたたかい心が伝わってくるのです。

本当に、あたたかい人なのかどうかは知りません。
でも、絵画でも写真でも音楽でも、
アーチストの心がそのまま現れてくるものです。

フェルメールがこんなにも日本人に受けるのも、
彼の絵には、彼の心がそのまま現れているからです。
木村伊兵衛もカルティエ・ブレッソンもそうです。
みんなあたたかいのです。
佐伯祐三に猛烈に傾倒していますが、
絵画に心を奪われ、心を傾注した一生でしたが、
絵からやさしさとあたたかさが隠しようもなく
溢れて出てくるように思うのは私だけでしょうか?

つまるところ、お前の性にあっただけだろう、
そうおっしゃる方もおいででしょう。
どうとでも、そうお答えするほかはないのですが、
私は、そんな冷たいものの見方をする人は好きじゃありませんね。
ものごとはよい方に解釈したい、受け取りたいものです。

千住真理子さんのCD「日本の歌」を手に入れました。
とても柔和な表情でデュランティが歌います。
日本の歌は単純な旋律ですが、
どうやらユニバーサルに、心に直接響くようです。

その証拠に、かなり多くの海外の演奏家たちが、
アンコール曲に日本の歌をアレンジして採りあげてくれますが、
いつも感動します。
歌そのものを歌っても、昔のように、
いかにも外国の人が歌いましたというようなたどたどしさは、
ほとんどありません。
自分のものにして、自分の解釈で歌ってくれます。
それだけ世界の相互理解が深まっていると考えたいものです。









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404.20 ホロゴン外傳98「2011年8月27日キノプラズマート25mmf1.5は心斎橋の派手好み」20-完-日本の歌_c0168172_10581996.jpg

by Hologon158 | 2012-12-23 22:03 | ホロゴン外傳 | Comments(0)