わが友ホロゴン・わが夢タンバール

411.05 ホロゴン外傳101「2013年1月17日大阪平野で世界初公開レンズが花開く」5 心軽々と

昨日日曜日は、朝から奈良町に出ました。
ゾンネタール50mmF1.1ソフトをもっと使ってみたかったからです。

一つ苦労しています。

   私は基本的に露出をアンダーに設定しています。
   ロボグラフィは主題もコンセプトもありません。
   いきあたりばったり、出会い頭の衝突事件。
   でも、濃度だけは暗く揃えたい。
   それが、ゾンネタールではうまく行かないのです。

私は本質的に生涯明るく暮らしてきた人間です。

   仕事に苦しんだことはいくらでもありますが、
   また、妻もそれに気づいていましたが、
   我が家では、仕事の話は絶対にいたしません。
   外の苦労は内に持ち込まない。
   妻も家族も、私がどんな仕事をしているのか、してきたのか、
   まったく分からないというのが実情。

   かなり精神的にも肉体的にも激務で、
   数々の難問が常にいくつも同時進行で襲いかかってくる仕事ですから、
   中には妻にその重荷を幾分か担ってもらいたい、
   という気になる人もないわけではありません。
   それが高じると、家庭が逃げ場のないどん詰まりになってしまい、
   離婚というラストに突入した人もいます。

   私は、かなり精神的には強い人間なので、
   全部一人で処理してきました。
   自分の重荷を絶対に顔に出さないという主義で来ました。

そんなとき、写真は大きな支えでした。
写真を撮ることが重荷であるアマチュア写真家は沢山おいでになります。

   私は違います。
   常に喜びでした。
   だから、撮影に出かけると、心が軽々とします。

それじゃ、明るい写真を撮ってもよいじゃないか?
本当にそうですね。

   でも、私は、モノクローム時代から終始一貫して、
   常に黒を効かせることを喜びとして、写真を撮ってきました。
   もしかすると、心の重荷を写真に全部背負わせていたのかもしれません。

前置きが長くなりましたが、ゾンネタールではそれが裏目に出ます。

   明るい、清澄で、白が効いている写真でないと、
   ゾンネタールらしさが出ないのです。
   つまり、私にとっては、これまでほとんど試したことがない方向で、
   写真を撮らなければならないのです。

   いつもはぐっとマイナス補正をしているのに、
   ニュートラルから、時にはプラス補正に振って、撮らなければなりません。
   なかなか辛いですね。

幸い、今日は曇りがち。
ASA感度を最低に落として、可能な限り、F1.1で撮り続けています。
トンカツ料理の昼食までの1時間で194枚撮りました。

   一つ確かなことは、
   ゾンネタールは挑戦しがいのあるレンズ。




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by Hologon158 | 2013-01-21 12:20 | ホロゴン外傳 | Comments(0)