わが友ホロゴン・わが夢タンバール

427.01 ホロゴン外傳107「2013年3月30日 スーパーアンギュロン21mmf3.4が天神橋を渡った」1 どこかに神が



日曜日の続き。

13時に韓国料理店「慶州」を出発して、商店街を北上しました。
1時間後に喫茶店に入り、ココアをいただきながら休憩。

    スーパーアンギュロンは440枚。
    いつもどおり、順調です。

天神橋商店街のとてもうれしい特徴を発見。

    古書店がいっぱいあるのです。
    喫茶店より多いというとちょっと大げさになりそうですが、
    とくの初老の男性たちがかなりたくさん物色しています。
    もちろん古書を購入したのでは、作家は潤いませんが、
    活字文化の保存には役立ちます。
    喫茶店に入ると、窓際の男性は本を読んでいます。
    この町、老人が多いせいもあるかも知れませんが、
    活字文化がまだまだ命脈を保っているのです。

思うに、この世に本以上に安上がりに人間を向上させる仕掛けはありませんね。

    数百円の文庫本で幾時間か過ごせます。
    ときには感動させてもらい、ときには私の人生を変えてくれます。
    幾冊もそんな本に出会いました。
    そんな人生回転の書は絶対に捨てません。
    だから、書棚をそんな本がかなりのスペースを埋めています。

滝を浴びるように、そんな偉大な本たちのシャワーを浴びてきましたが、
そんな本を読むために、速読を学ぼうと考えたことは一度もありません。

    ホルヘ・ルイス・ボルヘスは、
    この世界のどこかに神が隠れていると想像しましたが、
    私の人生、人間性に大きな影響を与える言葉もまたそうです。
    ある本のどこか一節にさりげなく隠されているかもしれないのです。
    速読によって、その言葉が抜け落ちる可能性は極めて高いのです。

私の友人の一人がたいへんな乱読家で、一日に幾冊も文庫本を読みます。
その秘訣がもうれつに乱暴。
両開きの片ページしか読まないのです。
これじゃ、何にもなりませんね。
ただ、一応読んだというだけのことで、
熟読玩味をしたときに得られる果実を何一つ期待できません。

    神を見つけたかったら、
    少なくとも、人生に役立つ言葉を見つけたかったら、
    全ページ読みましょうね。




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by Hologon158 | 2013-04-01 14:16 | ホロゴン外傳 | Comments(0)