わが友ホロゴン・わが夢タンバール

435.10 ホロゴン外傳111「2011年6月1日スピードアナスティグマートも鶴橋へ」10 ついて来なさい



前回のように考えていると、
さらに閃きました。

イエス様やソクラテスも同じことをしていたんだ。

マタイ伝4

    イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、
    二人の兄弟ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、
    湖で網を打っているのをご覧になった。
    彼らは漁師だった。
    イエスは、「わたしについて来なさい。
    人間をとる漁師にしよう」と言われた。
    二人はすぐに網を捨てて従った。

今、「哲学者列伝」がどこに行ったか分からないので、
うろ覚えですが、

    クセノフォンも、青年の頃、アテーナイの町を歩いていると、
    ソクラテスがいきなり杖を差し出して立ちふさがり、
    「優れた人間になりたければ、わたしが教えてあげよう」

イエス様もソクラテスも、自分と志を同じくする人材を見抜く、
眼力を備えていたのでしょう。

さらに考えてみれば、

    三国志演義の劉備が生涯の前半生にやっていたことも、
    彼を補佐する人材を各地で拾い集めることでしたし、
    水滸伝の宋江も108人の英雄を次々と拾い集めて、
    梁山泊を無敵にしたわけです。

弟子や人材を集めることに成功した人だけが、
歴史に残る仕事ができたと言えそうです。

言いかえれば、人はなにを集めるかを見ることで、
その人の人間性、大きさ、器が分かることになります。

私だって、至るところで出会う人たちから、
魅力的な人材を見抜いて、
「来なさい、私が教えてあげよう」なんて言えたら、
それはそれで幸せだったかも知れませんが、
これもものは考えようです。

    イエス様は十字架にかけられて受難の生涯を閉じ、
    ソクラテスは若者達をたぶらかしたという罪で死罪に遇い、
    宋江も政敵に毒殺されてしまいます。
    
歴史に残らなくてもいいので、もう少し無難な道を選びましょう。

    そこで、私が集めたのは、がらくたに近いレンズたちと、
    路傍のごみみたいなアイテムたちと光景のロボグラフィ。

あまり大きな器を感じさせませんねえ。
でも、いいでしょう。
私にとっては、楽しく生きるに十分なアイテムを集めた感じ。





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by Hologon158 | 2013-05-16 17:07 | ホロゴン外傳 | Comments(0)