468.03 ホロゴン外傳121「2013年10月5日 京都で夢レンズがまた1つ生まれた」3 夢の日々
どこかの時点で、私の写真志向は完全に一転してしまったようです。
コンタックス、ハッセルを使っていた時代は、
ひたすらリアリティを求めていました。
あの時代に今のデジタルカメラがあったら、
私も飛びついたでしょう。
どこかで、なぜか、リアリティはどこかに行ってしまいました。
夢が、メタモルフォーゼが不可欠のファクターとなりました。
よくよく考えてみますと、リアリティ追求時代、
私は道草を食っていたのです。
子供の頃から、空想、フィクションを愛する少年だったからです。
どうやら転機はホロゴンウルトラワイドが生み出したようです。
ホロゴンは固定焦点のパンフォーカスレンズ、
110度の視角内のすべてをしっかりと写し取っているのですが、
いかにもリアルであるように見えて、
実はすべてが変容されているのです。
私は現場をしっかりと覚えています。
その記憶と画像とはまったく異なります。
21㎜にもその傾向はありますが、
ホロゴンは段違いに実像を自分好みに作り変えてしまいます。
Cマウントレンズを使うようになって、
ホロゴンのメタモルフォーゼとはまた別種の変容を味わえるようになり、
そして今、
ゾンネタール50mmf1.1Softがさらに別種の変容をプレゼントしてくれます。
毎日が夢の日々なのです。
by Hologon158
| 2013-10-11 17:58
| ホロゴン外傳
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