わが友ホロゴン・わが夢タンバール

472.07 ホロゴン外傳122「2013年10月19日 天王寺通天閣界隈に獅子吼するのは?」7 咲くから咲く



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ボルヘスは「七つの夜」(岩波文庫)で、
とても印象的な詩を1つ引用してくれています。
アンゲルス・シレジウスという詩人の詩。

    薔薇に理由はない、
    咲くから咲くのだ。

自然の美の本質を尽くしていることは言うまでもありませんが、
アートの本質までも一言で看破した言葉なのかも知れません。

私たちは美を認識できますが、美を創り出したわけではありません。
自然の中、大宇宙の中には美が溢れているからです。

    どうして美が宇宙の至るところに出現するのか?
    こう問いかけてみると、
    本来、存在は美しい、美しいから存在するのだ、とさえ言えそうです。

アーティストはそんな自然の美に触発されて、
いわば宇宙には存在しない、自分の美を生み出そうとします。

    作為をしたり、無理をしたり、無意味なことをしたりすると、
    どうしても作品は歪んでしまいます。
    傑作、真正のアートはいつもナチュラルで作為がありません。
    そっくりそのまま一瞬に作り出されたかのようです。

アーティストは艱難辛苦を乗り越えて創造したことでしょう。
それなのに、作品にはその苦労の跡がまったくうかがえない。

    フェルメールにしてもダ・ヴィンチにしてもベラスケスにしても、
    みんなそのようなものです。

音楽でも同じことです。

    偉大な演奏家の手にかかると、
    音楽がまさに今生み出されていくかのようです。

そこで、私もまた夢を見ます。

    いつか、そんな写真を撮りたいものだ。
    作為もなく、ただそこにふっと出現したかのような、
    そんな写真。

    夢って、実現不可能であればあるほど、美しいですね。
by Hologon158 | 2013-10-28 19:18 | ホロゴン外傳 | Comments(0)