わが友ホロゴン・わが夢タンバール

497.08 ホロゴン外傳「2014年1月26日 プラズマート7cmf2.7が奈良にデビューして」8 必ずトンマがいる



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20世紀後半から今世紀にかけて、前代未聞のことが起こりました。

    インターネットを通じての、知識、情報の無償公開。

グーグルがその一種の象徴的代表格と思われていたのに、
無償公開行為と見えた行動の裏に、
現代ならではの思いも寄らないビジネスチャンスが隠されていて、
見る見る世界的な企業にのし上がってしまいました。

    そこから見えてきたものは、人類が、総体的には、
    水分子のように、統計的に動かされているという、
    ホラーそこのけの実態でした。

どんなデマでも、どんな嘘でも、
インターネットの公共空間に麗々しく公開されることで、
一種の信用性を博して、これにだまされる人が必ず反応するのです。

    YouTubeのコメント欄に最近まで奇怪な情報が流れていました。
    宝くじに当たったんだけど、要らないので、ほしい人は連絡してください。
    一読しただけで、新手の詐欺だと判る拙劣そのものの手口ですが、
    なんとこれに乗ってお金をだまし取られた人が続出したそうですね。
    逮捕されたのでしょうか?

もう一つ、好例があります。

    かなり前のことですが、
    パチンコ店の景品交換所に電話がかかりました。

        「本社ですが、税務署の査察が向かったそうです。
        ただちに現金をありったけ袋に積めて、
        表の生け垣の陰に隠してください。
        急いで!」

    交換所のおばちゃん、泡を食って、150万ほどだったと記憶していますが、
    いわれた通りにしたそうです。

        10分経っても来ない、
        20分経っても来ない、
        なんだか狐に摘まれたみたい、
        おかしいぞ!

    お金は無事だろうかとすっ飛んで出たのですが、
    現金袋は影も形もなかったそうです。

これも電話というコミュニケーション手段を巧みに利用した詐欺行為です。

    もちろんいくつものパチンコ店の景品交換所に、
    同じ手口をトライしたのです。
    でも、たいていは、不審に思った店員が本社に電話し直して、
    ガセネタと判明したはず。

    中にはニセ情報にひっかかるトンマが必ずいるという
    統計現象にのっかった詐欺なのです。

このようなトンマさんたちの軽挙盲動、軽信に乗っかって、
国民に有害な目的を達する詐欺的政治家をデマゴーグを言います。

    彼らは必ず危機的状況を作りだし、あるいは利用して、
    この切迫的な危機を乗り越えるための救世主として出現します。
    
現政権が行っているのは、まさにこれなのです。

    日中、日韓の危機的状況をわざわざ煽って、
    国粋的な潮流を作り出そうとしています。

    歴史を学んだ人間なら容易に判ることですが、
    第二次世界大戦前の陸軍政権がとった手口に酷似しています。

    でも、国民の中にどっさりいる切迫性軽信症候群のトンマさんたちが、
    マスコミが巧みに選択して流すマイナス情報だけに目を釘付けにして、
    そうだ、そうだ、今一歩でも譲ったら、日本はオシマイダ!

NHKの会長もそんなトンマのおひとり。

    世界中の国が慰安婦を利用してきたとのたまわったそうですが、
    どうやって世界中が利用したという事実を調査されたのでしょうか?
    もちろんしていませんね。

    この言葉、ママに向かって泣きわめく子供にそっくりではありませんか?

        「ママ、クラスのみんな、※※ゲームを持ってるんだよ。
         持ってないのはボクだけなんだよー!」

そんな軽々しい嘘を平気でついてしまう人がマスコミ界の頂点に居る。

    このことが日本のお寒い事情を明らかにしています。
    でも、この言葉を信じるトンマがまたどっさり出てくるのですから、
    少々評判を落としても、デマゴーグとしては成功しているのです。

デマゴーグの原則をご存じでしょうか?

    大衆が喜ぶ情報を、適切なチャンスに適切な方法で提供すること。
    垂れ流すデマはどんなにでたらめでもよい。
    誰も自分が喜ぶ情報の真実性を確かめたりはしないから。

今、NHKの会長が、マスコミが行っているのはそんな大衆誘導なのです。

    マスコミの報道は世界の正確な情報提供ではない、
    マスコミが決して流さない情報に真実が隠されている、
    そう考えながら、ニュースや報道に接してほしいものです。
by Hologon158 | 2014-02-01 01:17 | ホロゴン外傳 | Comments(0)