512.03 ホロゴン外傳134「2014年4月12日 ゾンネタールSoftが御所から寺町へ」3 揚琴練習曲 by KOKORO
表現芸術はそれがなんであれ、道具を必要とします。
この道具にどれだけ習熟し、使いこなせるかが、
芸術の質にも関係してきます。
有名な話があります。
ジャズ・ギターの伝説的なプレーヤー、ジャンゴ・ラインハルト。
すでに著名なギタリストだったジャンゴは、
火災事故のために、左手の薬指と小指が動かなくなってしまいます。
ジャンゴは、残った指だけで弾く演奏法を編み出して、
超絶的な技巧を駆使して、
目くるめくようなジャズ音楽を生み出していったのです。
そんな奇跡的な離れ業を見せることが出来たのは、
子供の頃からしっかりと正しい技術を身につけたからではないでしょうか?
どんな楽器も、子供の頃から始めるのが正しいやり方のようです。
理屈ではなく、身体で正しい奏法を身につけることができるからです。
通常、音楽家がまだ幼い頃、自分の楽器を学び始めた頃の姿など見ることはできません。
YouTubeでそんな幸運にぶつことがあります。
まだ小さいジャクリーヌ・デュプレが超小型チェロを弾く姿など感激します。
そんな幸運に昨日偶然ぶつかりました。
You Tubeで「揚琴」を検索しているとき、
「左手練習曲」という言葉が出てきました。
付虹先生から与えられた練習曲が左手練習用だったことから、
どんな曲なんだろうと検索キーを押してみました。
すると、現れたのは、
揚琴練習曲 by KOKORO
(https://www.youtube.com/watch?v=KQ0gJOx1vkk)
可愛い女の子、なんとまあ私の先生のお子さん。
まだ7歳、揚琴を始めて、たった2か月。
どうしてそんなことを知っているかと言いますと、
付虹先生の生徒さんたちの発表会にココちゃんも参加して、
おなじ曲を聴かせてもらったのです。
その同じ演奏をYou Tubeに3月27日にアップされていたのです。
もう一度じっくりと聴きました。
驚愕と絶望!
まず驚愕!
①雑音のない、とても美しい音(私は未だに困難)
雑音のない美しい音を出すためには、
ピンポイントのスポットを正しく叩かなければならないのです。
②音楽になっている。
三段の変奏を正しく美しく奏でている!
比較対照のために、
もっと大きくなっている揚琴生徒のビデオをごらん頂きましょう。
扬琴〈铃儿响叮当〉扬琴1 分谱练习(3)
(https://www.youtube.com/watch?v=pDegOYGBfWI)
もっと長い間練習してきたようですが、
かなり雑音が混じり、しかも、音楽になっていない!
そこで、絶望!
7歳で、たった2か月なのに、もうここまで進んでいる!
私は6年ばかり学んできたのに、悪い癖がなかなかとれないまま、
未だに雑音交じりのたどたどしいサウンド、
そして、音楽になっていない。
ココちゃんがママにしっかりと教育されて、
演奏家への道を歩むことができたら、次のビデオのように、
美しい音楽を奏でる演奏家になれるでしょう。
《春雨》 扬琴演奏: 谌向阳
(https://www.youtube.com/watch?v=cT_nm1f0s2E)
一方、私の方はどこまで上達できるものか?
ちょっと心もとない感じですね。
by Hologon158
| 2014-04-16 22:02
| ホロゴン外傳
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