532.04 ホロゴン外傳131「2014年7月20日 関門海峡を美女たちと行ったり来たり」4 プロフェッショナル
日曜日は孫たち一家のこども写真館での撮影につきあいました。
1時間半ほどもかかりました。
お兄ちゃんの方は黒のタキシード風、
妹の方は着物とドレスと、生意気にも衣替えをしました。
生後1か月半にもならない妹の方はかなり図太くで、
大きな目を開いて、終始あちこち観察したり、
カメラマンをにらみつけたり。
お兄ちゃんは自分が主役でないせいでしょうか、
終始ぐずぐずと消極的姿勢。
「きかんしゃトーマス」のビデオを携帯で見せて、
なんとか乗り切りました。
見物だったのは、幼児たちを撮影する女性カメラマン。
四×五判なのでしょうか、
かなり大きなデジタルカメラを操作して、構図を決めてから、
孫の側に行って、顔の向きをそっと変え、
「ウルルルルルー」と奇声を発して注意を喚起しつつ、
さっとカメラの横まで後退し、
カメラの背後に右手をしなやかに延ばして、
握ったリモートシャッターを切ります。
その右手のスピードがまさに電光石火。
見ているだけで、吹き出しそうになるほど、鮮やかな手並み。
言葉で動かすことのできない赤ん坊相手に、
なんとかあやして出現した表情が消え去る前の一瞬に撮る、
そのテクニックの凄さに感嘆。
これだけの瞬間芸を身につけたら、
きっとスナップ写真だって撮れるでしょう。
我々のような日曜写真家がぼちぼちと撮って、
このようなプロをしのごうなんて、
昔風に言えば「ちゃんちゃらおかしい」ですね。
家を出るときにはっと気づいて、
1万円札を3枚バッグにひそませました。
きっかりその額を料金として撮られました。
客の懐をしっかり見通せるのも、プロフェッショナルですね。
by Hologon158
| 2014-07-30 19:49
| ホロゴン外傳
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