547.00 ホロゴン画帖197「十坂帖 ホロゴンウルトラワイドは延暦寺お膝元で厳粛に」
織田信長による比叡山焼き討ちの際、
比叡山山麓の坂本は延暦寺の一角、前進基地であったために、
信長軍によって、日吉大社ともども全滅させられてしまいました。
至るところで殺戮を繰り返した信長という男、
生涯敵軍を殲滅し、晩年は家臣までもどんどん殺戮した
アレクサンドロスと瓜二つの感じがします。
2人とも、勝利を重ね、支配権を拡大するにつれて自我も拡大し、
ついには神とまで思い上がって、最後はあっけなく死にます。
最悪の勝利者だったという感じがします。
だから、坂本の町を歩いても、信長のことなど頭に浮かびません。
僧侶、僧兵たちが闊歩していた往時を思ってしまいます。
現在の坂本は往時を偲ばせるものではないかも知れません。
でも、どこか森厳な空気が漂っています。
大切に残したい町の1つ。
by Hologon158
| 2014-09-30 10:20
| ホロゴン画帖
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