わが友ホロゴン・わが夢タンバール

580.00 古玉画帖4「ローデンシュトック55mmF2.2で梅田歩けば、そこは天国 」



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      星とたんぽぽ
                金子みすず

         青いお空のそこふかく、
         海の小石のそのように、
         夜がくるまでしずんでる、
         昼のお星はめにみえぬ。
            見えぬけれどもあるんだよ、
            見えぬものでもあるんだよ。

         ちってすがれたたんぽぽの、
         かわらのすきにだァまって、
         春のくるまでかくれてる、
         つよいその根はめにみえぬ。
            見えぬけれどもあるんだよ、
            見えぬものでもあるんだよ。


「昼のお星はめにみえぬ」

   もしかすると、大切なものはみんなそうかも知れませんね。
   そして、写真も。

「写真の表面には見えぬ。
見えぬけれどもあるんだよ」

   そんな何かを写したい、
   それが誰もが抱く願いですね。

でも、写っていないものを感じさせること、
こんなに難しいものはありません。

   だって、その逆がほとんどだからです。
   写っているのに、感じさせない、
   そんな写真ばかり。

俳句で、よく選者が選評で、情景、作者の気持ちを推測します。
この推測は本当に当たっているのでしょうか?

   作者は、こう言うでしょう、
   「さすがに選者は優れた俳人です。
   私の気持ち、私が目の前にしていた情景をぴたりを当てて下さった」

でも、ほとんどの場合、これはなれ合いかすり寄りではないか、
私はそう疑います。

   作者は、自分が感じていなかった、もっと深い境地を指摘されて、
   選者の顔を潰す訳にもいかず、そんな誤解、深読みを肯定することで、
   自分の薄っぺらい作品が深みを帯びる幸運を喜んでいるだけ、
   そんなことがほとんどではないでしょうか?

本当に自信があったら、きっと胸を張ってこう言うでしょう、

   「先生、お言葉を返すようですが、そうではありません。
   勝手にフィクションを作ってみただけなんですよ。
   それをそんな風におっしゃって頂ければ、私としても感無量。
   今度もがんばってみますね」
by hologon158 | 2015-03-03 11:03 | 古玉画帖 | Comments(2)
Commented by k7003 at 2015-03-03 13:42
Outstanding!(^_^)v
Commented by hologon158 at 2015-03-03 22:41
いわば欠陥だらけの19世紀のレンズの写真なのに、
NKさんにそう言って頂けると、大いに励みになります。
これからもよろしくお願いいたします。