582.05 レンズ黄金伝説5「2015年2月24日 奈良西ノ京でPetzval58㎜F2.3が笑った」-完-5遊んでますか?
ユニバーサルシティで食事中、
昨年まで居た職場から電話をもらいました。
「税務署から税申告関係の書類が来ているので、
どうしましょうか?」ということだったのですが、
税理士に書類を渡すようにお願いしておきました。
そのついでに、尋ねました。
「どう、みんな元気にしてますか?」
「ええ、なんとかがんばってます.....」
この言葉の意味は明らかです。
ちょっとつらいのです。
私は、生涯、仕事をさっさとすませて、
通常の勤務時間よりもかなり前に職場をおさらばしてきました。
あまり大きな声ではいえませんが、
あらゆる職場を通じて、
職場滞空時間の一番短い人間だったかも知れません。
しかも、どんなに体がつらくても、疲れていても、
いつも笑顔で通しました。
おかげで、私の職場のスタッフはとても楽だったようです。
でも、私の職場に限らず、たいていの人は仕事の虫ですね。
勤務時間など制限なし。
仕事がある限り、帰らない。
おかげで、スタッフは帰れない。
私の後継者も7時、8時はざらのようです。
これじゃ、ちょっとつらいかもしれませんね。
電話の向こうからも質問、
「どうですか?
遊んでますか?」
「もちろん。
死んだら遊べないから、
もう休まず遊んでますよ」
実のところ、仕事も遊びの延長、問題解決ゲームにしていた私なので、
遊ぶのはお手のものです。
なにしろ次々とおもしろいゲームが見つかるのですから。
いつも思うことは、
なんで、もっと前に仕事を辞めなかったのだろう?
でも、清貧一筋の人間ですから、
要するに、お金など持ってないから、そうは問屋がおろさない。
おかげで、仕事ゲームもたっぷり遊ばせてもらいましたが、
仕事ゲームは、いくら楽しいと言っても、人間相手の問題解決ゲームなので、
下手をしたら、人が泣きます。
それだけ、神経をすり減らしてきたわけですが、
生まれつき図太いのか、心身ともにさほどの疲労もなく切り抜けました。
今は、自由。
自分一人で遊べばよい。
しくじっても、見込み違いがあっても、誰も泣かない。
私自身も、しくじっても泣かない、笑って済ます人間。
おかげさまで、まさに毎日気楽そのものです。
ありがたいことで......
by hologon158
| 2015-03-16 22:10
| レンズ黄金伝説
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