わが友ホロゴン・わが夢タンバール

611.07 ホロゴンデイ133「2015年8月21日ホロゴンは日本橋の裏通りを駆け抜けた」7 違憲法案



ネットのニュースに感動しました。
「国会前、最大規模の集会 市民ら安保法案に反対」
「安全保障関連法案に反対する市民団体が30日、国会近くで集会を開いた。
同法案をめぐる抗議行動では最大規模で、主催者は約12万人が参加したと発表。
雨の中、参加者は国会議事堂を取り囲み、車道にもあふれた。
一斉行動も呼び掛け、市民団体によると、
全国200カ所以上でデモや集会を実施。
反対の民意の広がりを強くアピールし、安倍政権に廃案を求めた。」

そのニュースの末尾に、こうありました。
「警視庁は参加者数を発表していないが、関係者は3万人余りとしている」
警視庁が発表しないこともおかしいし、
参加者数を過小に見積もる関係者って、誰のことなのでしょうね?

でも、参加者数が問題ではないのです。
国民の一部がこれだけの危機感を抱いて集まったことは未曾有のことなのです。
ここで立ち上がらないと、政府は憲法を踏みにじってしまう、
そう考えた人たちがいること、こちらが本当に大切なことなのです。

ところが、今日、ある意見がツィッターに発表されたというニュース。
<安保デモ>橋下氏「国家の意思決定されるのは絶対にダメ」
「橋下徹大阪市長は31日、
参院で審議中の安全保障関連法案の反対デモについて、
自身のツイッターで「デモは否定しない。
政治家も国民の政治的意思として十分耳を傾けなければならない。
ただしデモで国家の意思が決定されるのは絶対にダメだ」と述べた。
また、国会議事堂前で30日にあった大規模デモにも言及し、
「たったあれだけの人数で国家の意思が決まるなんて民主主義の否定だ。
サザン(オールスターズ)のコンサートで意思決定する方が
よほど民主主義だ」と強調した。」

私はこの人が弁護士だなんて、信じられません。
これが法律家の述べる意見なのでしょうか?
ごまかしだけしか見えてきません。
こんな意見のすり替えで、誰を説得しようというのでしょうか?
「デモで国家の意思が決定されるのは絶対にダメだ」って、何のこと?
「たったあれだけの人数で国家の意思が決まるなんて民主主義の否定だ」
って、本当に思っているのでしょうか?
憲法に反した法案を国家意思であるかのように決めてしまおうとしているから、
一部の国民が立ち上がったのです。
自民党政府の逸脱を政府と国会と国民に訴えようとしているだけで、
デモ行為によって国家意思を決定しようなんて、誰も思っていない。
逆も逆なのに、いかにもデモ側の方が国家に反する行為をしようとしている、
そう決めつけている。
どんな頭をしているのでしょうねえ?

大阪市長にお尋ねしたいですね。
「本法案は合憲なのですか?」
憲法違反ではない、そう言うでしょうね。
でも、それは自分の法律家としての資格を否定する行為なのです。

もしアメリカで、憲法で定める奴隷制の廃止を否定して、
「合衆国人民は、同じ合衆国人民を特定の条件の下に奴隷とすることができる」
などという法案を大統領が提出したら、どうでしょうか?
国民は憲法を否定するものであると猛反対するでしょう。

日本国憲法はいかなる意味でも戦争を放棄しているのです。
憲法第九条はじつに簡単明瞭です。
「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。」

どこをどう読んだら、現法案が憲法に抵触しないと説明できるのでしょうか?
そんな解釈は存在しません。
現法案が憲法に違反しないものと論理的に説明できる人が居るのでしょうか?
居るはずがありません。
憲法学者はこぞって憲法違反であると言うでしょう。
法律家だったら、99%がそうでしょう。

いや、現在の国際関係からは、戦争を認める必要があるのだ、
なんて議論は、日本では起こりえないのです。
なぜなら、日本という国のあり方は憲法によって決められているからです。
日本人は戦争を絶対にしないことに決めたのです。
これはまさに崇高な決断でした。

国民が戦争したくなったら、憲法改正の努力をまずする、これしかない。
それなのに、解釈改憲?
「解釈改憲」などという法律概念など存在しません。
それは単純に「憲法否定」の行為なのです。

現在の日本人はずっと学校で憲法を習ってきたはず。
あなたは、忘れてしまったのですか?
首相、大阪市長たち、政治家たちに聞きたいですね、
あなたは、そんな当たり前のことも覚えていないのですか?

こんなことができるのであれば、なんだってできることになります。
自民党の代議士が基本的人権など認める必要はないなどと堂々と論じています。
現法案が通過した後には、日本国の安全のために、一定の条件の下に、
日本国民の基本的人権は否定できるとする法案が出現するでしょう。
現に秘密保護法はそんな法案なのです。
これらの政治家たちは実は日本国家を転覆する反逆行為を着々と進めている、
そう考えるほかはないのです。

でも、国民は、一部の人をのぞいて、なんだか戦争してもいいんじゃないか、
そう感じている。
憲法など、絵に描いた餅としか考えていない。
私も友人、知人とこの問題について話し合ったときには、
明らかに憲法違反以外のなにものでもないと話したのですが、
実は、ほんの数人をのぞいて、私の意見にそうだと同調する人は居なかった!
正直失望し、がっかりしています。

大阪市長の発言は、彼の政治家としての資質を完全に否定しています。
法律家なのですから、表現の自由を認めているかのように見せかけつつ、
これを完全に否定するなんて許されないことは分かっていなければならないのに、
政治のことは政治家に任せろと言わんばかりの発言をする。

考えてみると、首尾一貫せずに、その場限りの強弁で人を牛耳ろうというのが、
彼の常套手段です。
大阪市長の任期満了とともに、政治家から引退すると宣言したのに、
土壇場になって新党を結成する。
もちろんかれはどうにかして起死回生の道はないものかと、
虎視眈々と機会をうかがっていたのです。
これで任期満了後に政治家をやめる可能性はなくなりました。

責任があるから、今政界から身をひくのは許されない、という論理。
都合が悪くなると、前言を軽く翻して、それを責められると、
それはマスコミ側の曲解であると開き直るのが常套手段ですが、
今回もそれを使うでしょう。
彼の本質は、一貫した政見などもたず、
場当たり主義で政界を渡っていくことにあります。
政見などまるでない。
だから、こんなに利用価値のある人物もあまりいません。
人間を見る目があれば、彼がただの立て看板に過ぎないことは分かります。
でも、人間としても政治かとしても信用できないとしても、
切り込み隊長としてなら利用できる。
だから、与党も野党もすり寄って、彼を利用しようと狙っているのです。

こんな無責任な人物が国政に乗りだそうというのです。
「戦争を辞さず」と中韓を刺激し続け、
国民の福祉など無視して、国家の威信を高めるべく、
独裁政への突っ走る首相と組んだら、
日本はどこに向かって突っ走ることになるのでしょうか?
今の情勢なら仕方がないんだ、
必要なんだから、解釈改憲もしかたないでしょ、
好きなようにしちゃいましょ、わっしょいわっしょいと、
日本国憲法など画餅にしてしまい(もう既に半分なっていますが)、
独裁制と戦争に向かってなだれ込んでいくのでしょうか?




c0168172_0464115.jpg
c0168172_0463547.jpg
c0168172_0462966.jpg
c0168172_0462346.jpg
c0168172_0461742.jpg

by hologon158 | 2015-09-01 00:58 | ホロゴンデイ | Comments(0)