わが友ホロゴン・わが夢タンバール

611.11 ホロゴンデイ133「2015年8月21日ホロゴンは日本橋の裏通りを駆け抜けた」11-完-新薬師寺



8月25日水曜日、
月曜日に孫一家が帰り、
今日は妻は1週間の旅に出て、
私は一人楽しく残されました。

朝妻と一緒にタクシーで出て、
新薬師寺近くでちょっとした野暮用を済ませると、
もう後は自由です。
世の子供たちは夏休みも終わりに近づきつつありますが、
私はずっと夏休みみたいなものです。

リコーGX-R、
スピードパンクロ35mmF2
このセットを持ち出しました。
52.5mmの標準レンズとして使えます。

新薬師寺にも久しぶりに入りました。
さすがに十二神将はすばらしい。
以前にはなかったスポットライトが設置されて、
なかなかの見栄え。
以前は、暗がりにふっと浮かび上がる風情。

でも、実は、私は昔のありのままの姿がよかった。
スポットライトなんてもはなくて、ただ自然光に、
雑然として一群の仏像群がじっと立ちはだかっている感じだったのです。

かなりプレゼンテーションを整理して、見やすくなった今、
ぐるりと一巡して、ご本尊の薬師如来様の前に立つと、
なんだか寂しそうなのです。
護衛の兵士たちはみんな外を向いてしまい、
脇侍の日光月光菩薩様も居ない!

堂守の男性に尋ねてみると、
実は、脇侍の一体はいつかなくなり、
残り一体は木造十一面観音像として、国宝に指定されているのですが、
奈良国立博物館に移転してしまったのだそうです。
脇侍の方に尋ねました、
「帰ってきますか?」
「帰ってこないでしょう」

長い間大規模修理にかかっていました。
いつかわかりませんが、
もしかすると、修理資金捻出のために、助成金と引き替えに渡したのでは?
もしそうなら、本末転倒と言いたいですね。
かわいい娘を持参金付きの金持ちのわがまま坊ちゃんに嫁がせて、
そのお金で家を大改造した貧乏旦那みたい。
いずれにせよ、観音様が帰宅する可能性はないのです。
古い伝統を守ると標榜して、
脇侍をよそにやってしまうのはいかがなものでしょうか?
あれこれやむにやまれぬ事情があるのでしょうけど、
なんだか寂しいですね。
観音様は、信仰の対象から、
ただの芸術鑑賞の対象に真っ逆様ではありませんか?
(無信仰の私でさえ、ちょっと同情してしまいます)

それじゃ、せめてものこと、
残されたご本尊をもっと大事にするようにしてほしいものです。
私が住職であれば、この穴を埋める工夫をします。
十二神将を薬師如来様の回り全部を固める陣形にします。
少なくとも4体の神将はご本尊と同じ向きの扇形にセットし、
残り8体は如来様の背後に少し寄って、隙間を詰め、
さらに堅固に護る陣形をとらせます。
こうすれば、ご本尊は安らかにそびえ立たれることでしょう。




c0168172_14205360.jpg
c0168172_14204845.jpg
c0168172_14204398.jpg
c0168172_14203877.jpg
c0168172_14203171.jpg
c0168172_14202663.jpg
c0168172_14202027.jpg
c0168172_14201466.jpg
c0168172_1420830.jpg
c0168172_1420353.jpg
c0168172_14195819.jpg
c0168172_14195329.jpg
c0168172_14194737.jpg
c0168172_14194183.jpg
c0168172_14193687.jpg
c0168172_14193064.jpg
c0168172_1419221.jpg
c0168172_14191041.jpg
c0168172_1419557.jpg
c0168172_14185953.jpg
c0168172_14185469.jpg
c0168172_14184764.jpg
c0168172_14184152.jpg
c0168172_14183681.jpg
c0168172_14183078.jpg
c0168172_14182646.jpg
c0168172_14182155.jpg
c0168172_14181512.jpg
c0168172_14181066.jpg
c0168172_1418346.jpg

by hologon158 | 2015-09-04 14:28 | ホロゴンデイ | Comments(0)