わが友ホロゴン・わが夢タンバール

616.14 ホロゴンデイ149「2015年8月29日雨の名張でホロゴンMが嬉々とウィンク」14 ロックオン!



人にはどうやらリズムがあるようですね。
それもその人独自のリズム。
乗りの良い人もいれば、悪い人もいます。

このリズム、どうやら生得のものが基調になっているようですね。
小学校のころの級友たちを思い出してください。
いつもハイの子も居たし、いつもローの子も居ましたね。
ある子はだんだんと調子が高くなって、
ハイになったら、もう無敵、誰も手がつけられない、
そんな子もいました。
クラスリーダーはやや高めのリズムだけど、
けっして上づったりせず、安定していましたね。
だから、みんなそのリズムに乗っていく。

私は、といえば、どちらかというと人のリズムに乗せられず、
さりとて、人も私のリズムに乗らない、
そんなところがあったようです。
そして、振り返ってみますと、
おかしなことにそのリズムで人生を通してきた感があります。

琴線に触れるという言葉があります。
人は自分が乗っていけるリズムに共鳴するようです。
私のリズムには「そこのけ、そこのけ」という副リズムが隠れているようで、
人は敏感にこれを感じ取ってしまうようです。

「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」の打楽器奏者も、
ちょっと私に似た人物です。
みんなからちょっと離れて立っている、
でも、孤独ではない、
自足して、自分に集中している。
私はどんなことにも次第次第に高潮する、
そんなリズムを作り出したいと考えています。

Hologon15mmF8という稀有のレンズに20年前に出会って、
初めて数本撮りました。
マウントしないポジでしたが、
ところどころに自分の指が写り、
すべての写真がさまざまにゆがみ、
なにを撮ったか、皆目分からないパノラマ写真でした。
とても写真になっていない。

私はこういう難問を突きつけるアイテムが大好きなのです。
自分の力でなんとか工夫して解決しなければならない。
一歩一歩ステップアップしていなければならない。
こう考えると、うれしくなってしまうのです。

ホロゴンウルトラワイドに関しては、
指の問題はカメラボディのホールディングを工夫し、
その不自然で不安定な持ち方に熟達することで、
かなり時間がかかりましたが、なんとかなりました。
なにが撮ったか分からない、この問題は、
なにを撮ったか分かるような画面にすること、
つまり、そのものズバリだけ撮ること、
従って、30から70cm、遠くて1mに超接近することで解決しました。

私の仕事は、ちょっと大げさにいいますと、
人間に迫ることを本質としていましたから、
人間にもものにもぐいぐい接近する上で、
一番準備ができている人間だったかもしれません。

たとえば、あなたは相手の瞳をしっかりと見つめて話しますか?
多くの人はこれができません。
私はできます。
私の視線を避けようとする相手の視線をこちらにしっかり向けさせる、
ホロゴンの場合は、私の視線はホロゴンの視線となりました。

私はただのディレクター。
仕事はホロゴン。
ホロゴンが何を見たか?
これが問題の核心。
だから、見たものの核心に画面の中心点が突き刺さる、
そんな撮り方しかしません。

「日の丸構図」はほとんどの写真家が毛嫌いするところ。
写真がバカ正直、杓子定規になってしまうからです。
でも、ホロゴンの場合はそれしかない!
それに気付いたこと、
それが私にとってのホロゴンの成功の分かれ目だったようです。

これにより、ホロゴン撮影のリズムも決まりました。
ジェット戦闘機のミサイルはロックオンしてから発射ですね。
同じことがホロゴンにも起こります。
被写体がホロゴンにふさわしい距離と位置に来たら、
ロックオン!
カシャ!




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by hologon158 | 2015-10-07 14:35 | ホロゴンデイ | Comments(0)