わが友ホロゴン・わが夢タンバール

620.08 ホロゴンデイ152「2015年10月31日ホロゴン15㎜F8UFが京東山へ」8 日高紀志子写真展



11月29日日曜日の京都の最初の目的は、
日高紀志子の写真展、題して、
「私の魂の帰っていくところ」を拝見すること。

昨年の写真展で、「銀塩の印画紙がもうなくなるので、
来年で印画紙の写真展は終わり」とおっしゃっていました。
その意味で、今回は、
40年の写真歴の集大成となる記念すべき写真展。
表題にはそんな意味を込めておられるのでしょう。
アマチュア写真家的傑作はほとんどなく、
写真家ご自身の心の表現となる作品が並びました。

あとで日高さんからお聞きしたのですが、
このギャラリーを7年担当しているお二人が
その場でプレゼンテーションを決めたとのこと。
長い長方形の変則的な壁面のギャラリーを巧みに使っています。
最初の向かって左の長辺には静かに回想的なシーンの積み重ね、
ビルの柱の関係で少し壁面が飛び出た部分のを過ぎた後の長辺の残り、
正面の短い壁、対面の長辺の始まりの小さな壁、
この3辺にクライマックスを迎え、
残りの長辺でさまざまに変化に富んだシーンを
自由に遊ばせるという構成。

アマチュア写真家が喜ぶような作品もないわけではありませんが、
私の印象に残った作品にはほんの一、二点だけ入りました。

岡山倉敷の雪のお堀風景。
一橋大学の夜のキャンパス道
東京旧ステーションホテルのグランドフロアの鳥瞰シーン
宮崎の大通りのイルミネーションをバックに
 煙草に火をつけようとする男のシーン
京都高台寺の光の乱舞
宮崎佐土原の朝霧のフィールド
北海道千歳線の凍り付いた車窓シーン
滋賀永源寺湖の雪時雨の湖畔

悪天候、夜というような撮影条件が最悪のシーンが最良。
アマチュア写真家が没にするような作品群が光ります。
苦労すればするほど、日高さんの独自な感性が輝き出るようです。
来年でひとまず写真展に終止符を打つとおっしゃっていました。

でも、それは無理、私はそう感じました。
眼光に力があり、顔が輝いておられるからです。
日高さんにとって、撮って写真展に仕上げる、
この行為は生きる行為そのものになっておられます。
これをやめられるわけがない!
藤原愛子さんや篠田桃紅さんを考えると、
体の健康はどうであれ、心が健康である限り、
生きること、自分の人生はまだまだ続くのです。

ご自分の感性に合うデジタルカメラを選択し、
新しい撮り方、新しい写真世界を
もう一度構築しなおす位の意気込みで、
写真人生をさらに進めていかれることを切に希望します。
日高さん、人生を途中でやめられますか?

最後に、一つ苦言。
(これがあるから、嫌われるようで)
ギャラリーの写真位置がやや高すぎました。
私の尊敬する二人の写真家林孝弘さんと吉田正さんは
奇しくも写真の高さに関して意見が一致しています。
お二人とも、誰もが無理なく見えるように、
写真の高さは少し低めに設定するべきであるとお考えなのです。
お二人の関係される写真展は、だから、見疲れがありません。
それだけ写真に没頭できます。
日高さんの次回の企画は子供中心の写真展。
ぜひ、高さを少し下げてくださいとお願いしておきました。

来てよかった。
朝から良いものを観ました。
大いに満足しました。
今日は実り豊かな日になりそうです。




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by hologon158 | 2015-11-30 22:33 | ホロゴンデイ | Comments(0)