わが友ホロゴン・わが夢タンバール

620.12 ホロゴンデイ152「2015年10月31日ホロゴン15㎜F8UFが京東山へ」12 中国音楽コンサート



コンサートは17年前から、
京都在住の中国琵琶の奏者葉衛陽さんが企画主催してきたもので、
その年に生まれた娘のさくらさんが成長して、
琵琶奏者として参加しています。
今回はその二人を主役にして、
二胡奏者の張連生、揚琴の付虹先生、琴の片岡リサが参加。

琵琶奏者が3曲演奏した後は、いよいよ付虹先生の独奏です。
「蘇武牧羊」
私としては、なんだか身内が演奏するような緊張感。
でも、もちろんたくさんの経験を積まれていますので、
堂々と登場され、見事に演奏されました。
聴衆の多くは揚琴のソロなど聴いたことがないでしょう。
今回の付虹先生の演奏で、揚琴がどんなに素晴らしい楽器か、
ご理解いただけたことと思います。

このコンサートの特筆すべき点は、マイクを使わないこと。
ふつう中国音楽ではマイクで増幅します。
音が小さいので、バックの管弦楽に負けてしまうからです。
ところが、それでは本当の音を楽しむことができません。
たとえばレストランでライブをするときも、
奏者によっては、二胡はマイクを使います。
私には、かなりうるさい感じ。
マイクを使わないと、とてもナチュラルなサウンドなのに。

揚琴独奏の後、二胡奏者張連生さんの独奏3曲。
この全部に付虹先生が伴奏をつけられました。
揚琴はさらにのびのびと歌いました。
妻からでは、張連生という演奏家はかなりの人で、
非常に強靱なサウンドを奏でると聞いていたのですが、
意外に繊細なサウンドでした。
マイクなしだったせいかも知れませんが、
年をとって、変化しておられるのかも知れません。
3曲とも見事に演奏され、
とくに最後の「サイマー(競馬)」では拍手喝采でした。
付虹先生は伴奏がお得意で、主演奏をサポートしながら、
しっかり揚琴の音を聞かせていただけました。

第二部は、さくらさんの琵琶、片岡さんのお琴がメイン。
琵琶は、マイクを使わないこともあるでしょうけど、
とても繊細なサウンドで、派手なパフォーマンスもなく、
とても好感のもてる演奏でした。
お琴は、かなりの演奏家のようで、
蘇州夜曲では弾き歌いも披露されました。
私としては、しなやかでソフトな中国楽器の演奏とは少し趣が違う、
お琴の堅い感触はあまり好きではありません。
歌もベルカントでとても達者ですが、
このコンサートの音楽たちとは水と油。

このような異種の音楽のコラボレーションは
かなり流行していて、おおむね好評のようですが、
私は保守的なのでしょうか、
たいていの場合、木で竹を接いだ感じで、
私としてはとても消化しきれない感じ。

フィナーレは演奏家全員による合奏。
「童神」と「天山の春」
このような合奏における揚琴の位置は常に中央で、
リズムを決めるようです。
付虹先生、堂に入ったもので、
揚琴のサウンドも輝いて、終始リードされました。

もうしわけないですが、ここでも、お琴が異質でした。
歌となると、もっと余計な感じ。
優れた奏者なのですが、場違いでした。

二胡はとても控えめで、
マイクを使った二胡のように常にしゃしゃり出ることもなく、
合奏、協奏に徹しておられて、
そのおかげもあって、どの楽器も等分に響いて、
その点では好感の持てる合奏になったと感じました。

中国音楽のコンサートでは、合奏に常に徹せられる付虹先生は別として、
常に「私が、私が」という我の張り合いという雰囲気があるのですが、
マイクがないせいもあるのかもしれませんが、
そんなところがまるでなかったのも好感が持てました。
ただ、どちらの曲も前半部はおずおずと様子見をしている感じがあって、
ややぎくしゃくした感じがあったのですが、
後半盛り上がったところでは、各奏者がかなりのびのびと歌い、
大いに満足しました。




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by hologon158 | 2015-12-01 22:34 | ホロゴンデイ | Comments(0)