わが友ホロゴン・わが夢タンバール

624.03 ホロゴン外傅153「2015年12月5日E.アナスチグマート50㎜新大阪で輝く」3−完−一枚一枚大切


今見ている韓流ドラマは、
どなたですか? ~天国からのメッセージ~
実に楽しい。

ヒロインの父親は若い頃アマチュア画家として、
夢中で沢山の絵を描きました。
あることがあって絵筆を捨て、しがない稼業に。
そして、沢山の借金を抱えて、なぜか殺されてしまいます。
ところが、彼の絵はいつしか知られるようになり、
彼の知らぬ間に伝説の画家になっていたのです。

ああ、すべてのアマチュア画家、写真家の夢ですね。
でも、そんな夢が叶えられたのは、
アンリ・ルソー、ピロスマニ、ゴーギャン、アンリ・ラルティーグ...
まさに宝くじよりも少ない可能性でしかありません。

でも、やっぱり夢を描く人がいます。
第1に、自分の能力、パフォーマンスを超課題評価できるから。
第2に、回りに、知ってか知らずか、おだてる人がいるから。
そして、第3に、真の天才芸術家のレベルを知らないから。
お笑いなのですが、どんな場合でも、
演じる本人が本気であればあるほど、面白いものです。

私は40年間写真を楽しんできましたが、
幸いそんなコメディを演じることなく済みました。
私は自分の才能にけっして幻想を抱かない人間だからです。

若い頃出会った方を思い出します。
その50年配の人物、いらない写真を整理したのです。
私、「何枚残りましたか?」
彼、「2枚です」
仰天してしまいました。
でも、最近になって、私も少し理解できるようになりました。

先月でしたか、モノクローム、カラーのネガフィルムを、
3000本ほど大ゴミに出しました。
来月、残り2000本ほど出す予定です。
それで、私のネガフィルムはこの世から消滅します。
ポジフィルムも2000本以上撮りましたが、
そのほとんどはすべて処分ずみで、
残っているのは、千枚ほどのマウント分。
これは私が天国かどこかに行ってしまった後で、
処分してもらうことになっています。
一切残すつもりはありません。

たとえば、牛乳瓶の丸い蓋だの、マッチ箱だの、
さまざまなトリヴィアルなアイテムの収集家もそうでしょう。
誰も、遺産として残すつもりなんかないでしょうね。

このような意識はかなり有益ですね。
人生に緊張感を与えてくれます。
この写真たちを楽しむのは私だけなんだ。
だから、一枚一枚大切に見つめてあげなきゃ!

冒頭に書きました、たった2枚を残した人のことを、
よく思いだします。
その都度、いつも激しい後悔にかられます。
ああ、その2枚見せてもらったらよかったのに!

私がもし2枚を残して、残り全部を処分するとしたら、
なにになるだろうか?
これも私のお好みのQUESTIONですね。
いつも違うANSWER。
私も少しずつ変わっているからかもしれません。
変わることも人生の楽しみですね。




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by hologon158 | 2015-12-10 13:22 | ホロゴン外傳 | Comments(0)