わが友ホロゴン・わが夢タンバール

627.06 ホロゴンデイ155「2015年12月19日ホロゴン15㎜F8Mが梅田巡歴」6



ロボグラフィは心理学的にはまっとうな現象である、
私はそう信じています。
大学生になって心理学を勉強して、
トランスアクショナリズムというものに出会って、納得。
ははーん、人間って、そうだったのか?

ウィキペディア記載の説明を引用させていただきましょう。

エイムズ(Ames, A., Jr.),イッテルソン(Ittelson, W. H.),
キルパトリック(Kilpatrick, F. P.)のような
アメリカの機能主義的心理学者の唱えた知覚論。
トランスアクションとは,人間と環境の間の相互作用を意味する。
この説では,知覚は環境との相互作用に基づいてつくられた
学習性の反応と仮定する。
すなわち,我々は,経験を通して
さまざまな事象の生起確率(期待の大きさ)を学習し,
新奇な事態にこの期待された確率を適用すると仮定する。
たとえば,エイムズのゆがんだ部屋が長方形に見えるのは,
我々がこれまで長方形の部屋を見る機会が多かったから
という説明を行う。

「エイムズのゆがんだ部屋」を検索してみて下さい。
ハリウッド映画でもトリックに取り入れられています。
一つ面白いことは、室内に居る二人が他人だと、
ゆがんだ部屋は有効に機能します。
ところが、たとえば、配偶者が居たりすると、
部屋の方がゆがんでいることを見抜かれてしまいます。
観察者の心理が認識に大きな影響を与えているわけです。

もう一つ、ドラマチックな装置をエイムズが作りました。
さまざまな物体が見えないロープで空中につり下げられています。
バラバラに配置されているのです。
ところが、一つの覗き穴から見たときだけ、椅子に見える!
これらの実験から、ここでも、
人間の認識がいかに知覚者の心理、経験、感情に導かれているか、
よく理解できるでしょう。

さらに、私たちが、椅子を見、マリリン・モンローを見、
ドラキュラを見るのに、
他の生物にはそれらがまったく別のものが見えるでしょう。
私たちがもしミクロの世界を見える視覚を持ったら、
分子、原子が渦巻く空間が見えるだけ。
さらに、たとえば、太陽ほどの大きさの生物が居て、
巨大なものしか見えない眼を持っていたとしたら、
あわれ、マリリン・モンローもイングリット・バーグマンも、
そしてあなたも見ることができないでしょう。

そんなエイムズのトリッキーな認識は、
「ロボグラフィ的知覚」と名付けることができそうです。
私は、ロボグラフィ的知覚を、それと知らずして、
子供の頃から親しみ、戯れて来たようです。
なにも特殊な知覚を持っているのではありません。
ただ知覚を想像力に結びつけて、
なにか、普段なら見えないものをそこに見たい、
そんな欲求が強い子供だったのでしょう。
大人になっても、その気持ちはなくならず、
生涯、そんな想像的知覚を楽しんできたわけです。

このあたりはちょっと常識から外れているようです。
子供は幼い頃から多かれ少なかれそんな感覚を楽しみます。
でも、成長し、実社会に出て、年長者たちに混じって、
社会的常識を武器に生き延びようとするとき、
トリッキーな認識の戯れは幼稚な脱線として、
速やかに脱ぎ捨てられてしまうものです。
私はどうやら脱ぎ捨てなかったようです。




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by hologon158 | 2016-01-06 22:07 | ホロゴンデイ | Comments(0)