わが友ホロゴン・わが夢タンバール

628.01 ホロゴン外傅156「2015年5月19日キノプラズマートの加美」1 混濁してダーク!



ホロゴンデイシリーズが終わったので、また外傅に戻りましょう。

親友の一人AKさんは東京に単身赴任しています。
ときどきメールで写真を送ってくれます。
FujiX-Pro1用の14㎜の作品を送ってくれました。
おそらくFuji XF 14mm f/2.8 ASPHでしょう。
銀塩35㎜レンズに換算すると、どんぴしゃり21㎜。
なんとまあ、自然な画像でしょう。
FujiX-Pro1というカメラそのものが、
銀塩にかなり近い画質を可能にしてくれるようです。

写真家の林孝弘さんの銀塩時代のメインレンズは、
エルマリート28mmf2.8。
デジタル時代になって、FujiXPro-1にこれを付けておられます。
42㎜相当の準標準レンズになっているはずなのに、
出来上がる作品は銀塩時代と同じ28㎜レンズで撮ったかのよう。
そのモノクローム画質がまさに銀塩時代とほとんど変わらない。

そして、今回のAKさんの作品はカラー。
これもまたとてもマイルドでふっくらしているのに、
見事な精密感のパンフォーカス画像。
これじゃ誰も銀塩時代の画質に戻らないのも当然ですね。

そんなすごい写真たちを見た後で、私の写真に戻ると、
混濁してダーク!
ははっ!
これじゃ、誰も見に来ないのは当然。

私は決してつむじ曲がりじゃないのですが、それなのに、
「混濁してダーク」な写真から一歩も出るつもりがない。
なぜなんだろう?
と、じっと手を見る。
手には答えはありません。
どうやら心にありそうです。
私はとても軽薄で明朗な人間なのですが、
自分に飽き足らないからでしょう、
どうしても暗い世界に心が傾いてしまいます。

老子にこんな言葉があります。

    俗人は昭昭たり
    我は独り昏昏たり
    俗人は察察たり
    我は独り悶悶たり

誰でも心の奥底深くに沈潜していくと、
そこには底知れぬ闇を感じ取ることができるはず。
それに気付かずに生きるか、生きないかの違い。
闇に気付いたからといって、どうこうできる問題ではありません。
ただ生きるしかないのですから。
そんな昏昏たる闇を見つめても、なにも浮かんでこない。
浮かんで来るようなら、闇ではありません。

でも、せめてその一歩手前で、なにかを感じ取りたい。
闇の影のようなイメージ。
そんなイメージを写し出してみたい。
夜の闇の中でもきらきらと輝くイメージが撮れる、
現代レンズにそんなイメージを求めても、無理かも?
そんなイメージをキャッチしてくれる典型レンズが、
キノプラズマート25㎜F1.5M
映画用Cマウントレンズの宮崎貞安さんによるMマウント改造版。

ただのボケレンズじゃないか?
そうかも知れません。
でも、写す度に、私になにかを感じさせてくれる、
視覚的に見えていなかった何かを浮かび上がらせて来る、
そんなメタモルフォーゼを味わえるレンズがこれ。

今や完全に幻のレンズと化した感がある、
キノプラズマート50㎜F1.5なら、もっと凄いでしょう。
でも、無い物ねだりをしても始まりません。
25㎜で私には十分。

何回撮ったか分からない大阪加美の下町。
そして、何回撮ったか分からないロボグラフィたち。
見る方は飽き飽きでしょうけど、
私は飽きません。
いつも同じ顔だけど、表情が違います。
あなた、恋するパートナーの顔に飽きますか?




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by hologon158 | 2016-01-14 14:26 | ホロゴン外傳 | Comments(0)