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628.02 ホロゴン外傅156「2015年5月19日キノプラズマートの加美」2 ルドルフ博士



パウル・ルドルフ博士が、稀代の暴れ者、化け上手のレンズ、
キノプラズマートをなぜ作ったのか?
よくこのことを考えます。

でも、この疑問は正しい疑問なのでしょうか?
よく考えてみますと、実はこれも問題のようです。

キノプラズマートレンズの標準は50㎜でしょう。
でも、私はこのキノプラズマート50mmを持っていません。
このキノプラズマートのオリジナルが、
どんなカメラに使用されたかも知らない。

映画用レンズとして作られたと思っていましたが、
ライカマウントもオリジナルにあるようですね。
注文製作だったのかもしれませんね。
そんなキノプラズマートがたとえばライカで使われたとき、
どんな描写になるか?
これが私にはよく分かりません。

私も一度お借りしたことがあるのですが、
マクロプラズマートだとばっかり思っていたうえ、
十数枚試写しただけで、さほど面白い描写ではなかったので、
あっさりお返ししてしまったのです。
バカですねえ。
たった1枚の作例を「レンズ千夜一夜」に掲載しています。
よく見れば、見事な画像なのです。
合焦部分は堂々たる精密感で、実になだらかにぼけていくよう。
でも、私がキノプラズマートに期待したようなフレアも、
メタモルフォーゼもないようです。

もしかすると、どんなレンズでも、こちらが期待したら、
その期待に応える、
期待しなかったら、応えない、
そんな難しいところがあるのかもしれません。
被写体のせいかもしれません。

どちらも使ったことがありませんが、
オールド・コンタックス用のゾナー50mmF1.5や
コンタレックス用のプラナー50mmF1.4と同傾向の、
大口径標準レンズの描写なのでしょうか?

私の持っているキノプラズマートはいずれも、
きわめて廉価な16mm映画用レンズたちです。
こちらの方はたしかに豪勢なぼけレンズ的描写。
でも、これはもしかすると、流用のせいかも知れません。
16mmカメラで使った人たちが見ていた映像は、
もっと真っ当なものだったかも知れません。
マイクロフォーサーズやNexマウントの画像の暴れは、
ルドルフ博士の想定外の無茶な使い方をしているためかも?
CCDの大きさはいずれも16ミリカメラより大きいからです。
マイクロフォーサーズで17.3×13mm
APS-Cサイズで23.6×15.8mm

だとすると、ルドルフ博士はキノプラズマートを開発するとき、
まともな描写のレンズを作るつもりだったのかも知れませんね。




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by hologon158 | 2016-01-15 13:22 | ホロゴン外傳 | Comments(0)