わが友ホロゴン・わが夢タンバール

629.08 ホロゴンデイ156「2016年1月9日ホロゴン15㎜F8UFの近江八幡」8 千年夢見る木



写真教室の生徒さんたち、きわめて個性的です。
異色の方の中に詩人までおられます。
詩集をいただきました。
アマゾンで売っています。

    千年夢見る木
    (尾崎まこと童話集)
            竹林館刊

背表紙の一言がすばらしい。
「あなたがあなたのままで強くやさしく生きるために」

この言葉のすべてがきわめて難しい。
「あなたがあなたのままで」生きることがでいる人って、
この世に幾人いるでしょう?
「強くやさしく」生きることが、あなたにはできますか?
たいてい「強く非情に」か、
「弱くやさしく」ではありませんか?

詩人の目は輝いていました。
この方は本当に「強くやさしく」生きておられるのです。
吉田正さんもやっぱり「強くやさしく」生きておられます。

すてきな人たちに出会える場がこの教室。
教室が終わったあと、「ニューミュンヘン」で
一人、ビールとランチの舌鼓を打ちながら、
一つ詩を読んでみました。

「サクランボと大男」
すてきなすてきな詩でした。
心がほんのりとやさしくなれます。
私の孫たちにはまだ読めない、大人の心をあたため、
おおきく開いてくれる詩たちのようです。

もう一つ「林檎ランプ」
これもとてもやさしい心をうたっています。
この林檎ランプって、この詩集のことなのです。
もう一つ「誰なんだろう」
もうしわけありませんが、引用させていただきます、

  「林檎ランプ」

    あなたは誰なんだろう

    みんな寝静まった
    真夜中
    満天の星座が
    天井であるような
    大きな図書館で

    一番つつましい
    一冊を選び
    ていねいに
    ページを繰っている
    温かな
    指のあなたは

詩人が意図したとおりだろうと思うのですが、
私は、私自身のことをお書きいただいた、
そう直感しました。
「一番つつましい一冊」って、裏通りの路傍のことなんだ。
「ていねいにページを繰っている温かな指のあなた」
そんな裏通りで、住民のみなさん以外には目を留める人もない、
うらぶれ、薄汚れたロボグラフィたち一つ一つに丹念に挨拶して、
写真に撮らせていただいて、幸せになっている私のことなんだ!

尾崎さんは、まだ写真を撮りはじめて間がないとのことなのですが、
すでに詩人らしい余白と予感に満ちた写真をお撮りになっています。
お会いする度にお願いしています、
「ぜひご自分の写真に詩を付けた詩集を出してください」
それができる稀な詩人でしょう。

吉田正さんは遠縁の詩人中原中也さんの詩に写真を協奏させて、
見事な写真集をお作りになりました。
尾崎さんは最上の師匠に入門されたのです。
これからが楽しみな作家。
こんな方もいる教室に参加できて、幸せです。




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by hologon158 | 2016-01-24 23:06 | ホロゴンデイ | Comments(0)