わが友ホロゴン・わが夢タンバール

629.09 ホロゴンデイ156「2016年1月9日ホロゴン15㎜F8UFの近江八幡」9 女性が粒選り



1月21日木曜日、吉田正さんの写真教室の続き
男性も素敵な写真をお撮りになりますが、
女性が粒選り、と言いたいほど、それぞれに出色。

まず、中国人の若いお母さん。
6歳の女の子を撮りだめておられます。
その作品5枚、いずれもあっと驚くほどに空気感と情感に満ちて、
娘さんがまるでドラマの中の女性主人公のようにすばらしい。
もしかすると、カメラやフォトショップに
美しいポートレート設定があるのかも知れませんが、
構図や瞬間までアシストしてくれるとは思えません。
こうなると、感性だけでは説明のつかない才能の差を感じます。

続いて、私が通っていた西宮教室から今回移ってこられた方。
多忙で、以前に撮った写真を持参したとのことでしたが、
とりわけ女の子を撮った横位置の作品は、
モノクロームに変換すればそのまま、
カルティエ=ブレッソンの作品と言ってもよさそうなほどに見事。
ポートレートの傑作「ウィリアム・フォークナー」ととても似た、
意表を突くデザイン。
「カルティエ=ブレッソン ウィリアム・フォークナー」で、
グーグル画像検索をすると、冒頭に出てきます。
フォークナーは画面右側に立っていて、右側を見ています。
視線の方向に空間を大きく撮るのが原則です。
心理的に窮屈となるからです。
ところが、フォークナーの足下に彼の愛犬2匹が居て、
フォークナーとは反対側を見て、見事バランスをとっている。
この方の場合も素材は違いますが、同種の釣り合いをとっている。
ご本人の感性の中に自然な釣り合い感覚が備わっているのです。
その他、一枚一枚、まるで異なるシチュエーションごとに
鋭い感性で最上の切り口を見つけておられます。

さらに、モノクローム専科の方の5枚も出色。
神戸の埠頭等を収めた横位置写真すべてに、
独特の方向性とスピード感があって、
この方も写真家としての資質十分。
近頃のモノクロームの98パーセントは、
カラーをモノクロームに変換しただけ。
でも、この方は違います。
数年モノクロームだけを続けておられる方だけに、
モノクローム写真特有の言葉で語っておられます。
このまま後10年もお撮りになったら、
見事なモノクローム作品展を開催できます。

一旦西宮教室をおやめになって、
吉田正さんの梅田教室開催に合わせて、戻ってこられた方も、
以前は21mm程度の広角を使って、
実に洒落て切れ味のよいストリートフォトをお撮りになって、
私はもとより、他の追随を許さない作家なのですが、
今、新しい境地に向けて、
意欲的に試験的作品をお撮りになっています。
プリントで持参されます。
前回はローキー、今回は超ハイキー。
吉田正さん、コメントの途中で、思わず拍手してしまわれたほど。

どうして女性たちは伸び伸びと冒険できるのでしょう?
不思議です。





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by hologon158 | 2016-01-26 11:30 | ホロゴンデイ | Comments(2)
Commented by korekazu at 2016-01-26 12:42
男性だからこう、女性だからこうという括りで語るのは紋切り型であると同時に差別的でもありますから、そういう言い方は嫌いなのですが、それでも女性の撮る写真のなかにはこれは男の自分には撮れないと思わされることが少なくありません。
それと私は街撮りメインだから街の中をうろつくわけで、見ようによっては不審者そのものですが、こういう場合も女性だと得だなぁと思います。
Commented by hologon158 at 2016-01-27 01:12
korekazuさん
確かに、そんなところがありますね。
でも、ポーカーのようなものです。
誰もが自分に配られた札で勝負しなければなりません。
でも、持ち札よりも強力であると見せかける、それがポーカーの勝負所じゃありませんか?
ストリートを歩くときは、最強の札を持っている、そんな気配を漂わせたいものです。
不審者の目つきではなく、水戸黄門の悠揚迫らざる立ち居振る舞いでお願いします。
おっと、これはカメラマン心得。
私は10年以上前から「ど素人」レベルで動くことにしましたので、気楽なものです。
私の撮っているのはストリートフォトではなく、ただの路傍写真、
それをロボグラフィと名付けています。