630.08 ホロゴン外傅157「2015年1月9日ペッツヴァールが近江八幡をさらりと」8-完-完璧なセット!
2月1日月曜日、
えっ、もう2月?
本当にいやになるほどに、光陰矢の如しですね。
朝、宅急便が届きました。
宮崎貞安さんにお願いしていた修理が完了したのです。
①エルマジ95㎜f2.4のMマウントの補修
他のすべてのMマウントアダプタ、Mマウントカメラとは
問題なく接合できるのに、
ライカM9に挿入しても、すっと廻るだけで、
カチンという小粋な音でストッパーが働かない。
ストッパーが働いていないので、ヘリコイドではなく、
レンズ自体がマウント部で廻って、外れてしまうのです。
宮崎貞安さんにライカM9も一緒に送りました。
そんなことはあまりしないそうです。
私はします。
必要だからです。
ライカM9のロックピンがこれほど安作りなのか!
宮崎貞安さん、仰天されていました。
だから、ピンのかみ合わせ部分のエッジが立っておらず、
Rを描いているために、滑るのだそうです。
説明を読んでもちょっと分からないのですが、
うまく工作していただいたようです。
これで、ライカM9でもエルマジ95㎜f2.4を使えます。
② エルマジ20㎜F3.5のスクリュー研磨
こちらはCマウントレンズなのですが、
そのマウントのスクリューがとても深くて、
オリンパスEP-L1にセットしますと、
壁にぶつかって、中途でスクリューが止まってしまいます。
レンズはCマウントアダプタから飛び出たままなので、
撮影できるのはおよそ80㎝から最短33㎝まで。
これじゃ、いわばマクロ専用になります。
スクリューの底部を削っていただきました。
4.3mmも!
これで無限から33㎜までの完全仕様になりました。
レンズもクリーニングしていただき、
宮崎貞安さんの見立てでは80%よくなったとのこと。
残り20%は内面の汚れ。
写してみると、かなり明晰な画像になっています。
私が施した(私にとっての)改良点は2つ、
①絞りリングをプラスチックテープで固定。
これによって、小さなレンズ全体がスクリューの回転に使えます。
絞りは、開放専科の私には無縁。
②レンズ本体は銀色のメタルなのですが、
その最低部はペイントされています。
その部分に最短緑、1m赤、2m青、無限大白のラベルを貼り、
目測撮影ができるようにしました。
これで完璧な使用態勢が出来上がりました。
明日、梅田に出ます。
エルマジ95㎜f2.4付きソニーα7
エルマジ20㎜F3.5付きオリンパスEP-L1
この完璧なセットで出陣!
[後書き]
ペッツヴァールSVE100㎜F2.8の撮影は、
この近江八幡で打ち止め。
畏友のRAさんに使って頂きます。
彼は、数十本のレンズを自在に駆使されますが、
どちらかと言うと、望遠がお好みです。
ペッツヴァールレンズの最上の持ち味を、
ゆったりとしたフレアや周辺の収差の楽しい変幻とすれば、
このレンズはどちらかと言うと、かなり薄味なのです
明晰な切れ味を持ちながら、柔和な表情。
望遠の描写の自然さと切れ味という点では出色なのですから、
丁度RAさんのお好きな描写の傾向にぴたり沿っています。
ペッツヴァールも安住の地を見つけることでしょう。
by hologon158
| 2016-02-01 15:26
| ホロゴン外傳
|
Comments(2)
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by
korekazu at 2016-02-01 15:43
明日は梅田で試し撮りされるのでしょうか?
修正の施されたレンズの撮影、楽しみですね。私も楽しみです。
修正の施されたレンズの撮影、楽しみですね。私も楽しみです。
0
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by
hologon158 at 2016-02-01 22:38
korekazuさん
明日が楽しみです。
悪友たちの影響で、ホロゴンそっちのけで、
ペッツヴァールに夢中になっています。
明日は高齢の友人と一緒なので、撮影よりはおしゃべりが主体となりそうですが、
それも楽しみ。
でも、梅田と天満で撮り慣れた被写体をペッツヴァールがどう料理してくれるか、
とくと確認をしたいと、もう今から燃えています。
明日が楽しみです。
悪友たちの影響で、ホロゴンそっちのけで、
ペッツヴァールに夢中になっています。
明日は高齢の友人と一緒なので、撮影よりはおしゃべりが主体となりそうですが、
それも楽しみ。
でも、梅田と天満で撮り慣れた被写体をペッツヴァールがどう料理してくれるか、
とくと確認をしたいと、もう今から燃えています。