わが友ホロゴン・わが夢タンバール

630.08 ホロゴン外傅158「2016年1月23日エルマジ95㎜f2.4が大王町に君臨」8 千住真理子公演



ああ、千住真理子さん!
私の永遠の音楽のミューズ!
大阪でも毎年恒例の「スィートバレンタイン公演」
圧倒的にすばらしい演奏でした。
しわぶき一つ聞こえない、と言いますが、
とにかく定員1600人のほぼ満員のザ・シンフォニーホールが、
演奏中、ほとんど完全な沈黙。
どんなに聴衆が夢中になったかが分かります。

真冬です。
風邪をひいている方も多かったはず。
現に妻もそうでした。
でも、誰一人咳をせず!
時折、最高クラスの名演にこれが起こります。

演奏曲目は、かなりありふれています。
①最初に、「G線上のアリア」などのバッハ4曲。
「主よ、人の望みの喜びよ」は、私たち夫婦の大好きなカンタータ。
バッハらしい敬虔な祈りが浮かびあがってきます。
続いて、アヴェ・マリアが4曲。
バッハ+グノーはもう少し腰の据わった強靱さがほしいところ。
残り3曲、シューベルト、マスカーニ、カッチーニは文句なし!

千住真理子さんは、マスカーニがお気に入りで、思い出の曲とのこと。
生まれて初めて映画「ゴッドファーザー」でマスカーニを聴いて、
なんて美しい曲だ、そして、
なんてすばらしい映画だと思ったとおっしゃっていました。

実は、私もこの曲が思い出の曲なのです。
大学1年生のとき、親友と明石天文台のプラネタリウムを楽しみました。
終わって、ドームに照明がつき、退場のため席を立ちかけた途端に、
ドームにとんでもないボリュームで音楽が始まったのです。
マスカーニの間奏曲。
半球状のドームなのですから、
そのサウンドは信じがたいほどにナチュラルに、
まさにのびのびと歌ってくれました。
今でもその美しい響きを忘れることはできません。

シチュエーションも演奏の仕方もサウンドもなにもかも違いますが、
千住真理子さんと同じ曲を思い出の曲としているのはうれしいことです。
そのせいか、
ヴェリズモ・オペラらしい希望のない恋心の切なさがこみ上げてきて、
まさに絶品の演奏でした。

プログラム後半はイタリア尽くし。
レスピーギから2曲。
内2曲目は有名なシチリアーナで、
これまた切ない調べ。
そして、アルビノーニの「アダージョ」
このあたりになると、聴衆は完全に千住真理子さんの虜に。
(と言いたいところですが、観客の大半は
千住真理子さんにはじめから心を奪われている)

ヴィバルディの四季から、春の第一楽章と冬の第二楽章。
チェンバロだけの伴奏なのに、これで十分。
梅村祐子さんのチェンバロ伴奏は最上の仕上がり。
いつものピアノ伴奏はかなり平凡ですが、
この人は千住真理子さんのヴァイオリンを見事にもり立ててくれます。
いつもこの人に伴奏してほしい、そう思うほど。
★次回に続く★




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by hologon158 | 2016-02-07 21:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)