わが友ホロゴン・わが夢タンバール

631.01 ホロゴンデイ157「2015年12月9日東山36計ホロゴン任せに如かず」1 千住真理子公演2



久しぶりのホロゴンデイ・シリーズです。
いわば、私の故郷のようなレンズ。
それ以上の説明は要らないでしょう。




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千住真理子さんのコンサート、
ラストはヴィターリの「シャコンヌ」
難曲として知られます。
テクニックの粋を尽くし、
ヴァイオリンの魅力を味あわせてくれます。

この曲の演奏に先立ち、
千住真理子さんが面白い話を聞かせてくれました。
日本音楽コンクールで最年少の15歳で優勝する前年のこと、
彼女はこの「シャコンヌ」を練習していました。
毎晩、両親の寝室に行って、お休みなさいと挨拶して、
2階の自室に上がるのですが、その後決まって、
仲の良い両親が口論を始めることに気づきました。
ある日、挨拶の後、少しドアを開いたまま、2階に上がり、
聞き耳をたてました。
すると、父親の声「ヴァイオリンがこんなにお金がかかるとは、
思ってもみなかった!」
両親はヴァイオリンのレッスンをやめさせる、やめさせないと、
口論していたのです。
真理子さんは、その翌日から、両親には一切言葉を交わさず、
ひたすら「シャコンヌ」の練習を続けたそうです。
曲そのものをご存じの方ならおわかりでしょう。
この曲、少し暗い雰囲気の中で、
どこまでもどこまでもこみあげてくる熱い思いが
ひしひしと迫って来て、迫力満点なのです。
まさに、両親に対する迫真のデモンストレーション。
そして、日本音楽コンクールでの優勝を勝ち取って、
彼女は志望通りヴァイオリンの道を歩んだというわけです。
こんな語りを興味津々に聴かせるところが、
彼女の人柄なのでしょう。

この曲でクライマックスに達したコンサートは、
この後、2曲のアンコールでさらに盛り上がりました。
それが私の大好きな2曲なのですから、たまりません。
先ず、ヘンデルの「ラルゴ」

学生の頃から、大テナーのベニャミーノ・ジーリの、
じりじりとどし上げて来るような迫力満点の歌を愛し、
その後もさまざまな演奏でこの曲を楽しんできましたが、
千住真理子さんのデュランティ最初のCDで、この曲を聴き、
私は深くにも涙が込み上げて、こみ上げて、
その次の「ユモレスク」でさらにこみ上げて、
その瞬間から、すっかり千住真理子さんのファン。
コンサート、実演では幾度も涙しましたが、
我が家で聞くCDで涙したのはこれが初めてだったのです。

そして、最後が極めつけ。
やはりヘンデルのオペラ「リナルド」のアリア、
「Lascia ch'io pianga」
チェチーリア・バルトリの名演が極めつけです。
Handel - Lascia la Spina (Cecilia Bartoli) HD
(https://www.youtube.com/watch?v=VhNRWduBPmY)
この名演に勝るとも劣らない感動の演奏でした。

私の大好きな演奏家の私の大好きな演奏に出会える、
これ以上の幸せはあまりないのでは?
by hologon158 | 2016-02-09 23:00 | ホロゴンデイ | Comments(0)