わが友ホロゴン・わが夢タンバール

631.08 ホロゴンデイ157「2015年12月9日東山36計ホロゴン任せに如かず」8 千年夢見る木


尾崎まこと童話集「千年夢見る木」(竹林館)
手に入れて読んでみる価値のある本ですね。
詩とショートストーリーが収められています。
読み応えがあります。

心をなにかに向けて開いてくれる、
普段は忘れている、そんな大事なことがある、
そんな印象が強く残ります。

読む人によって、さまざまな読み方があり、
読むときに応じて、違ったことが浮かび上がり、
人さまざまに、大切な思いを噛みしめる、
そんなことができそうです。

大好きな詩をもう一度引用させていただきます、

   あなたは誰なんだろう

      みんな寝静まった
      真夜中
      満天の星座が
      天井であるような
      大きな図書館で

      一番つつましい
      一冊を選び
      ていねいに
      ページを繰っている
      温かな
      指のあなたは

ボルヘスの「バビロンの図書館」を思い出しました。
宇宙は図書館なのです。
私たちは一人一人、さまざまな本を選び出して、
自分なりのやり方で読んでいます。
ときには、自分でも原稿をとつとつと書き記しています。
どの頁を開くか?
どんな風に生きるか?
どんな気持ちで頁を閉じるか?
どれだけのことを学ぶか?
自分の心の中のメモ帳になんと書き残すか?
私たちの自由です。
孤独な作業です。
でも、それが人生。
そして、比喩的にではなく、実態として、
人間はますます孤独になりつつあります。

原始社会の部落を思い出してください。
朝起きた瞬間から寝る直前まで、
あなたは部落の仲間たちとたえず向かい合い、
協力しあい、いがみ合い、仲直りして生きていました。

今では、レストランで夕食をとりつつ、
カップルがそれぞれに携帯をじっとのぞきこみ、
互いに眼も会わせず、語り合うこともほとんどない、
そんな光景を見ます。

以前にも、座敷机を囲んだ両親と子供たち3人、
全員が携帯か漫画を見たまま、ついに眼も合わせず。
隣の机に居た私たち夫婦は、
まさに恐怖に凍り付く思いでした。
あれが家族?

でも、そんな一人一人が心の中に炎を秘め、
なんとかしてその炎の燃え尽きないように努力している、
そう信じたいものです。

人生から願い、希望、目標、憧れ、夢、理想が無くなったら、
人生って、一体なんなのでしょう?




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by hologon158 | 2016-02-13 17:39 | ホロゴンデイ | Comments(0)