わが友ホロゴン・わが夢タンバール

633.04 ホロゴンデイ158「2016年2月16日高畑町をマクロホロゴンが一掃」4 デッドエンド



前回書いた劣化は、写真にもそれが顕著に現れています。

私が40年前に写真を始めたとき、
カメラに露出計など付いていませんでした。
露出計が別売りでありましたが、
そんなかったるいことなどしません。
シャッター速度と露出を自分で決めて撮りました。
どうするか?
シャッター速度と露出の関係を試行錯誤して体で学び、
現場で光を読んでシャッター速度と露出を一々決めていたのです。
レンズにオートフォーカスなど付いていません。
いちいちヘリコイドリングを動かして、自分で焦点を合わせました。
こうして、どんなシャッター速度と露出で、
どこにピントを合わせたら、
どう撮れるかをゆっくりと学習していったのです。

写真クラブの例会では、シャッター速度と露出が決まり、
主題にしっかりとピントが来ている作品が上位にきました。
そうでない写真がどっさりあったからです。
でも、そんな失敗例もまた学習に役立ったのです。

それが現代ではどうですか?
なんと言いましたかね、思い出しませんね、
おー、思い出しました、Rawに設定しておいて、
ただシャッターを押せばいい。
あとはパソコンで思うがままに画像を調整すればよい。
そのこと自体、なにもいけないことではありません。
でも、そんなすべて機械任せの撮影をする限り、
写真撮影の技術、現場での色と光を読むセンスなど、
上達するはずがないではありませんか?

たしかにピント、色、構図、雰囲気、すべてにおいて、
見事な写真を初心者のみなさんがバンバン撮っている。
みなさん、いっぱしのアーチスト気分です。
でも、私には、そんな写真の多くは腰砕けに見えます。
たしかに凄い。
私のダサい写真とはまるで次元が違います。
でも、なぜでしょうか?
私の心は躍らない。
私の心に何にも残さない。
底がないからです。
心が苦労していないからです。
決死の思いでシャッターを押していないからです。

報道写真がそうです。
確かに凄い画像。
でも、ぴりっとも来ない。
秒10コマかなにかで、映画を撮るように、ばりばりと連写して、
その中からセレクトしているだけなのですから。
一発必中の決死の覚悟などカケラも見あたらない。

すべてがそんな形で簡便至極のパフォーマンスで済ませてしまう。
余暇にあなたはなにをしますか?
ただテレビを見ているだけ?
なにもかもすべて自分の頭で解決し、
自分の体で成就したローラのお父さんと、
テレビだけ見るお父さんとの間には、
無限の違いがあるのではありませんか?

頭は生涯使い続けることで成長し発達します。
でも、現代人は本当に頭を使って生きているのでしょうか?
どうやら、頭も体もメカニズムに依存する度合いが高まるにつれて、
人間は存在理由をどんどん失いつつあるのではないでしょうか?

これじゃ、なにも人間なんかいらないよ、
自分で全部やれるよ、
いつか機械がそう宣言するかもしれないのです。

オバマ→黒人→奴隷、
こんな18世紀に爆破されてしまった古い固定観念を
いまだに持ち続けている弁護士・代議士って、
人類の自由と平等への戦いの歴史など勉強しなかったことは
間違いありませんが、それだけではない、という感じ。
ほんとに心と頭を使って仕事をしてきたのでしょうか?

受験戦争で、受験のためだけの勉強をして、
人間の本質も歴史も何も学んでいない人間たちが国をリードする、
お寒い世界です。

でも、彼らだけではありません。
私たち全員が自分の心と頭を自分で鍛える習慣を忘れつつある、
それが現代ではないでしょうか?

18世紀から20世紀前半までは、
人間の自由と平等を回復しようとする人間の苦闘の歴史でした。
20世紀後半から21世紀は政党、企業等の非人間的メカニズムが
人間を道具化し奴隷化しようと着々と布石に成功しつつある歴史。
私はそう読んでいます。

なぜか恐竜は1億6000万年も進化し繁栄しつづけました。
人間はヒューマノイドに進化してからせいぜい数万年にして、
自分が開発したメカニズムに痴呆化され、
支配権を奪われつつあるというのに、
便利になったからいいじゃないの?
楽しんだら、それでいいじゃないの、
だって、人生、短いんだし、がんばっても、意味ないもん、
と無気力化しつつあるのが現状。

「人間は万物の霊長」と誰かが言いましたが、
そうではなく、
「恐竜が万物の霊長」
「人間は生物のデッドエンド」
そんな感じがしてきました。




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by hologon158 | 2016-02-26 18:51 | ホロゴンデイ | Comments(0)