わが友ホロゴン・わが夢タンバール

635.02 ホロゴンデイ159「2016年3月2日ホロゴン15㎜F8Mが神戸を楽しんだ」2 超接写名人



吉田正さんの写真教室にはマクロの写真家がおられます。
そのお一人は花の超接写名人。
でも、接写をしたという雰囲気はありません。
広々とした空間に雄しべや雌しべが浮かびあがります。
これも異界なのです。

誰が「写真」と翻訳したのでしょう。
写真は現実を写すものではないからです。
どんなにリアルな描写をするレンズでも、
その映し出すイメージは、
時の流れに乗って果てしなく変転していく
四次元の現実世界を切り取って、
一つの二次元の平面画像にしてしまうのですから。
マクロ写真は、人間の視覚を超えているのですから、
最初から異化のプロセス。

でも、たいていの接写写真では、
「ぐっと接近して撮りました、
どう、すごいでしょ?」
という、ある種の気負いが感じられます。
でも、この方の写真は、そんな気負いとは無縁。
ただ、そこに異界がふっと立ち上る、そんな気配。
そのあたりの呼吸がとても自然。

昆虫もお撮りになります。
子供の頃、部屋にフワリと出現したウスバカゲロウ、
ご記憶でしょうか?
そのウスバカゲロウに似た、ほのかな存在感を漂わせる、
長く伸びた肢体の虫がコンクリート壁に留まっています。
300mmの望遠マクロでお撮りになったので、
周辺の壁の雰囲気もふんわりと霞んで、
まるで天使が降り立ったかのようなイメージ。
この方はメタモルフェーゼの達人なのです。

どの写真も心を浄化させる浄玻璃の世界を表現します。
昆虫の生態写真とは完全に異質なアートイメージ。
このような写真を撮り貯めたら、
ぜひ、写真展で観たいものです。





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by hologon158 | 2016-03-20 21:23 | ホロゴンデイ | Comments(0)