わが友ホロゴン・わが夢タンバール

637.03 ホロゴンデイ160「2016年3月5日ホロゴンと葛城古道の相性は抜群」3 画廊にて



3月26日土曜日、親友のDAさんと、
JR京都駅から清水寺の方向に歩きました。
路地から路地を、時には行き止まりに迷い込んだりして、
ゆっくりとジグザグで北上し、
七条近くの喫茶店で休憩をとりました。

酒屋さんが店舗、画廊、スタジオ、喫茶室の複合設備を
ビル2階全面に展開して、なかなか気持ちのよいスペース。

折から女性写真家の個展。
花の写真が壁面を埋めています。
しっかり撮って、構図も申し分がないのですが、
申し訳ありませんが、心が浮き上がりません。
ありきたりな写真で、しかも、
プリントにしっとりとした品位の高い質感が感じられない。
作品の性質を考えると、半切という大きさも大きすぎます。
もっとプリントに気を使い、
題材にふさわしいプレゼンテーションを考えるべきです。

しかも、この画廊は個展には向いていません。
壁面があちこちにバラバラになっており、
壁あり、ショーウィンドウあり、部屋の隅ありと、
統一されていないので、
どんなプレゼンテーションも受け付けない作り。

オーストラリア人写真家による舞妓さんの写真集を
ご主人が見せてくれました。
美装ボックス入りの豪華本で、
製本もプリントも写真の見せ方も質も申し分がありません。
個展の写真家とちょうど正反対。
美しい写真もどっさりあり、
才能のある写真家であることは確か。

でも、残念ですが、
舞妓さんたちのポートレートの半数以上は、
ぎらぎらとむき出しの印象があって、
ロマンも夢も感じられません。
どうやら美意識の文化的はギャップのようです。
一例を挙げますと、とても美しい舞妓さんが、
左やや下に顔を向けています。
そのまま撮れば、物思わしげな憂いの表情、
睫がかぶさる美しい横顔が浮かび上がったでしょう。
ところが、なんということでしょう!
写真家は舞妓さんに、目だけ動かして、
レンズをのぞくように指示したようです。
舞妓さんの目は大きく開かれ、白目がちとなり、
まるで怒ったような強い表情に一変しました。
写真家には、これは魅力的な表情なのでしょう。
でも、私には、舞妓さんの魅力を払拭してしまう演出に見えます。

印刷は見事な厚みを見せています。
でも、舞妓さんの内面と外面の魅力を醸し出すためには、
これは行き過ぎでした。
強烈さと舞妓さんの華麗だけど軽やかなたたずまいとは、
まったく相入れない距離にあるからです。
まるで大根ホームランバッターが全球フルスイングする感じ。
日本の写真愛好家、舞妓ファンをターゲットにしたものとは
とても思えません。
おそらくこの写真家、ご自分の国でも出版するんだけど、
日本でも出版することにしたのでしょう。

この喫茶店、
まあいろいろと不満はありますが、
とても居心地のよい空間で、
ご主人夫妻も好人物の写真好き。
ゆったりと休憩させていただきました。
今後の休憩場所に指定することに、DAさんと意見が一致しました。
こうあれこれも注文を付けては、
今度行ったとき、「帰れ、帰れ!」かも知れませんが.......




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by hologon158 | 2016-03-30 11:56 | ホロゴンデイ | Comments(0)