わが友ホロゴン・わが夢タンバール

640.05 ホロゴン外傅163「2016年3月26日エルマジ95㎜f2が清水歩き」5 発首まことに難く



空海さんは文章の書き方についてもすてきな助言をしてくれます。

   「意ココロに文を作らんと欲せば、興に乗じてすなわち作れ。
   もし煩に似れば即ち止めて、
   心をして倦ましむる無かれ。
   常にかくの如く之を遷メグらさば、即ち、興、
   休缺する無く、神ついに疲れず」

   「詩に意良く言真にして、
   今にかがやき、古えにすぐれたる有らば、
   即ちすべからくこれを紙に書くべし」

この言葉など、現代人へのアドバイスとしてストレートに届きますね。
なにも近頃はやりの「コピペ」を勧めているのではありません。
筆写し、後日読み返すことで、記憶を強めることができ、
インスピレーションの源泉にもなってくれます。
第一、空海さんもそんなことをしたのか?
そう考えると、ますます親近感を感じることができます。

天才でもそうだったのか?!
そう考えて、心が温かくなる言葉もあります。

   「およそ詩は発首まことに難く、
   楽句易からず」

ここで空海さんがおっしゃっているのは、漢詩の制作ばかりでなく、
およそ文章全般に当てはまることなのでしょう。
カミュの小説(なんだったかな?)で、
自作の小説の冒頭部分を果てしなく書き直して、
ちっとも前に進まない小説家が出てきました。

小説家ならだれでも最初に冒頭から書き出す、という書き方は、
原稿用紙に書いていた時代ならともかく、
パソコンで自在に編集できる現代では、おそらくあまりしないことでしょう。
シノプシスを作って、
書きやすいパートから書き進むというのが通常かも知れません。

でも、ブログ記事を作る私は違います。
第一、ブログ文を書き出すとき、
たいていは漠然と主題を思いついて、ともかくも書き出すという、
桶狭間型が多いことは確かですが、
時には、なにをどう書こうか、まったく決まっていません。

そんなときは、信長方式で行きます。
信長は、敵は桶狭間にありと分かると、いきなり馬を駆けさせた
部下たちが必死で後から追いついてきたと言います。
(余談ですが、信長、部下たちが追いついてこなかったら、
単騎、今川義元の本陣に斬り込んだのでしょうか?
それはないですね。
真相は、ちゃんと兵力を揃えてから出発して、
遅れた兵士たちが必死で追いすがったということだったのでしょう。
もしくは、そこまで待たなくても、
駆け出しはしたけれど、時折、馬の速度をゆるめ、背後をうかがい、
必要と思われる兵力が揃うのを確認してから、突入したのでしょう。
ただし、信長が突撃に加わったかどうかは疑問です。
奇襲攻撃が絶対成功するという保証はなかったのですから、
次の作戦を準備し指揮する必要があったからです。)

おっと閑話休題、ブログに戻ります。
とにかく毎日記事を最低2つ(2つのブログごとに1つ)は書きたい。
でも、そんなに毎日毎日記事の材料など持ち合わせていない。
だから、思考訓練として、勝手に自分で記事を創作しなければなりません。
というわけで、桶狭間型でなんとかこなしているというのが現状。
私のブログ文の冒頭が、ときに、一体何を言いたいのか分からない、
もうろう状態にあるのはそのせいです。
そんなとき、後できちんと整理すればよいだけ。
でも、私はそれを絶対にしません。
私のそのときの精神状態をリアルに保存したいからです。
それが日記の本来の姿ではありませんか?




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by hologon158 | 2016-06-05 17:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)