わが友ホロゴン・わが夢タンバール

644.03 ホロゴンデイ162「2016年4月22日三重の主役はホロゴンだ」3 シジフォスだ!



いつも書くことですが、
何事にも持って生まれた才能のない私が何かをしたいとなると、
いつも次の方式を採らざるをえません。

ひたすらエクササイズを継続することで、
いつかやりたいことをそれなりになんとかやれるようにする。

写真がその最たるものです。
人間て、不思議ですね。
本能のなかには含まれていない、人間的な活動、
とりわけさまざまなアートについても、
そんな技能は天分なんかと無縁のはずと思われるのに、
幼児期からすでに好みと言い、技能と言い、
天才としか言いようのない才能を発揮する人がいます。

私にはそんな才能は絶無。
でも、やりたいことは子供時代から絶えず出現して、
私を駆り立ててきました。
そのような何かには、最初から天分を発揮して、
人を驚かせる、なんてことは起こりませんでした。
だから、すべて地道に鍛錬し、練習し、反復して、
なんとか一丁前に仕上げる、これが私の人生のルーチンでした。

ホロゴンウルトラワイドに出会い、レンズの性格故に、
ノーファインダーの撮影をせざるを得ない事態となって以来、
縦横左右のすべてがそろって正立像を撮るために、
十数年以上、何千本というフィルムの消費が必要でした。

今は、二胡、揚琴、リコーダーで同じことが起こり、
それぞれに地道な反復練習を繰り返しています。
一生、この調子で死ぬまでなにかを反復するでしょう。

こう書いて、あれっ、どこかで同じような話に出会ったなあ?

そうだ、シジフォスだ!

彼は神々を欺いた罪で、
山の天辺まで巨岩を押し上げる作業を永遠に続ける罰を受けます。
もう少しで山頂、そんなところまで押し上げると、
巨岩はガラガラと谷底まで転げ落ちてしまうのです。

こりゃ、大変ですね。
きっと今でも苦しみにゆがみきった面相でがんばっているでしょう。
ご苦労様です。

でも、彼の内心は分かりませんよ。
神を欺くシジフォスなのです。
神様には内緒で、完全に考え方を入れ替えてしまい、
一つ一つの作業ごとになにかを採り入れ、
一つ一つの作業ごとに修練をシステマティックに積んで、
今ではまったく苦しくともなんともない作業にしてしまい、
一つ一つの作用のディテールを味わい尽くす、
そんなことができるようになっているかもしれません。

どんなことでも喜びに変える、
それが単純反復作業をやり抜く第一の秘訣かもしれませんね。





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by hologon158 | 2016-06-25 23:08 | ホロゴンデイ | Comments(0)