わが友ホロゴン・わが夢タンバール

645.02 ホロゴン外傅166「2016年4月30日エルマジ95㎜f2.4が当麻で当惑」2 虫たちはどこ?



不思議です。
虫たち、どこに行ったのでしょう?
今年はなぜか我が家を訪れる虫たちがべらぼうに少ないのです。

我が家は奈良市の郊外、少し標高が高くなった場所に位置します。
草地と林に隣接しています。
例年は、春になると、どんどん蟻たちが土足で家に入り込みます。
油断すると、行列まで作ります。
我が家では、あちこちに我が子(猫ですが)の食事を置きますので、
それをねらってくるのです。
靴を脱いで入ってきても、許しません。
とにかく面倒。
蜂も盛んに巣を作って飛び回ります。
その他、常連さんのゴキブリやムカデも含めて、
常連さんが行ったり来たり。

ところが、今年はほとんど姿がないのです。
春先に見たこともないほどに超小型の蟻たちを数匹、
台所で見かけたほかは、
我が家のお風呂場に住み着いている大きな蜘蛛だけ。
風呂場と洗面所を縄張りとしています。
こんなところでよく生きていけるものです。
差し渡し7、8cmに成長しているのですから、
微小昆虫たちの世界はまだ健在なことは確か。

先日中将姫光学さんと天理の石上神宮に行った際、
参道上に、誰かに踏みつぶされた玉虫を
中将姫光学さんが発見したのは、まさに例外的な出来事でした。

ひとまず想定される可能性は3つ。
① 日本列島には一杯いるんだけど、我が家に偶然来ないだけ。
② 一定区域の虫たちがなぜか減少してしまった。
③ 私の観察力が著しく低下してしまった。

その内、③は断固否定しておきましょう。
だから、①か②。

そこで、グーグルで検証してみました。
愕然!
全国各地から、虫がぜんぜん出てこないという記事。
原発事故翌年、福島県ではほとんど虫が見つからなかったと、
放射能汚染との関連を疑わせる記事も一つ。

なにが起こっているのでしょう?
生態系の底部付近、微生物の層あたりでおかしくなっている、
この可能性がまず疑われます。
何十年にわたって林野庁が推進した一木林政策の結果、
数知れぬ生命の揺籃となる雑木林の多くが全国から消滅し、
木自体も土壌も微生物を育てない杉、檜が山野を埋め、
開発道が生態系をずたずたにしてしまった結果、
山野の動物たちから生存の場が失われようとしています。
この30年間に、ほとんど全部自然だった大都会周辺が、
人工物とコンクリートにほとんど覆われてしまったのですから、
生態系は日本列島から失われて行こうとしています。

虫たちの激減はその現象なのでしょうか?
それとも、単なる一時期の偶発的な現象なのでしょうか?
大阪市内の長女は、昆虫は別に減ってないという印象。
どうやらまだら現象が起こっているようです。

先日、ネット記事を読みました。
阿蘇山がマグマ噴火をしたら、
日本列島全体が死の島と化してしまう。
何千年かの周期で起こって来たことで、
縄文時代の九州はその噴火で終焉を迎えた。
従って、時期的には、いつ起こってもおかしくない。

先日の熊本地震はその先触れなのか、などと考えると、
ぞっとしますね。
地震、津波、噴火のような突発性の大震災の直前に虫が消える
ということも以前に読んだことがあります。
まるで難破船の出航前に、ネズミたちがぞろぞろと退船する、
そんな感じでしょうか?
まさか、これではありますまいね?
なんだか怖くなってしまいます。





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      [後書き]
        写真展の光景は、私の友人の写真家前田義男の写真展のもの。
        643.02 ホロゴントラベル33に感想を記載してあります。
        すぐれた写真群ですが、老成するには早過ぎるという印象。
        もともととても切れ味鋭いストリート作家なのです。
        もっと暴れて欲しい。
        ほんの数点ですが、あなたはどうお感じですか?
by hologon158 | 2016-06-29 17:12 | ホロゴン外傳 | Comments(4)
Commented by korekazu at 2016-06-29 17:50
私のストリートスナップも落ち着くところに落ち着いた感が漂ってまして、なにやら耳の痛い話であります。
体力に加えて、ストリートで撮るには精神力も大事だと思うんです。その精神力が少し弱っているかなという気はします。

虫が減ったという件、私の周囲に関しては当てはまらないようですが、怖い話ですね。
Commented by hologon158 at 2016-06-30 10:44
korekazuさん
私のロボグラフィなんて、
何年も前に落ち着くところに落ち着いてしまいましたよ。
自分のセンスでなにかオリジナリティのある写真世界を展開する、
なんて、夢のまた夢。
だから、今では、写真撮影はストレッチの一種。
体と心をのびのびをのびのびとくつろがせる、
結果は二の次、そんな気持ちで楽しんでいます。
でも、korekazuさんのようにファンを魅了する使命があると、
ちょっと辛いですね。
でも、そんな辛さって、人生の味をぴりっと引き締める胡椒、
そうお考えになってください。
「しんどいなあ、今日はまあやめよか?」
そう思うようになったら、老いがささやきかけている、
そう考えて、バンと跳ね返してください。
Commented by korekazu at 2016-06-30 13:37
愚痴めいたコメントに叱咤激励の返信をありがとうございます。
hologonさんにそう言われてみて少し元気といいますか、やらねばという気持ちが湧いてきました。
Commented by hologon158 at 2016-07-02 10:47
korekazuさん
私たちはもう、写真することが呼吸することに等しい、
そんな状態に達しているのです。
毒ガスに囲まれて息を止めて抜け出して、
ほーっと大きく呼吸したときの気持ち、
あんな気持ちを感じながら、写真をしたいものですね。