わが友ホロゴン・わが夢タンバール

647.06 ホロゴンデイ163「2016年5月21日ホロゴンが弘法市に潜伏」6 前橋汀子コンサート



7月10日日曜日午後2時、前橋汀子コンサートでした。
さまざまな国のヴァイオリニストのコンサートをかなり楽しみましたが、
前橋汀子さんは初めて。

第一部に、
バッハのG線上のアリア、シャコンヌを挟んで、
ブラームスのヴァイオリン・ソナタ1番。
私の大のお気に入りです。

2012年に演奏活動50周年を迎えたそうです。
かなりのお年のようです。
残念ながら全盛期は過ぎた感じ。
それなのに、「G線上のアリア」から始めるのは
まずかったのではないでしょうか?
長大な一音を響かせる出だしはバッハ特有の緊張感の演出
ヴァイオリン・ソナタでも聞かれます。
これが極まるためには、長音を次第に次第にクレッシェンドしていく、
強烈な精神力と演奏力が必要です。
残念ながら、前橋さんの出だしにはピンと引き締まったところがなく、
かなり頼りないサウンド。

ブラームスのソナタ第一番は、第1楽章が素敵に演奏されたですが、
第2楽章以下はだんだんと竜頭蛇尾になる感じで、
高音がかすれがちで、滑り、どうもキラリと光るところがなく、
かなり退屈になってしまいました。
バッハの「シャコンヌ」も無難に弾いたという程度に終わりました。

後半の第二部でぐっと建て直した感じになりました。
普通は、シリアスな曲を後半に持ってくるものですが、
このコンサート、第二部に入ると、
ヴァイオリンの定番の名曲たちがずらりと並び、
もうアンコールバージョン風にリラックスされたました。

ヴァイオリンはグァルネリ。
コンサートヴァイオリニストにとっては、
ストラディヴァリを凌ぐレアな名器なのだそうです。
私の大好きな千住真理子さんはストラディヴァリ中屈指の名器。
諏訪内晶子さんの愛器ときたら、さらにこれを凌ぐかもしれない
三大ストラディヴァリに数えられる名器。
そんな指折りのストラディヴァリとどう対抗するのか、
これも一つの楽しみでしたが、かなり朗々と歌い始め、
前橋汀子さん、後半で盛り返した感じでした。

真紅のイブニングドレスに着替えた効果もあったかも知れません。
サン・サーンスの「白鳥」
ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」
ショパンの「ノクターンop9.2」
ドボルザークの「ユモレスク」
パガニーニの「ラ・カンパネラ」と段々と尻上がりになり、
サン・サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」で
クライマックスに達し、
シューベルトの「アベ・マリア」
マスネの「タイスの瞑想曲」
モンティの「チャールダーシュ」
と、かなり絶好調。

アンコールは大奮発の3曲
エルガーの「愛の挨拶」
ブラームスの「ハンガリア舞曲」の2曲。
終わりよければすべてよし。
一世を風靡した名ヴァイオリニストのすごみを
少しばかり味わうことができました。

座席はB11、一階2列目、
中央の座席群の左側の並びの4番目です。
ヴァイオリニストは中央に立ち、あちこち向きながら弾きますので、
あまりにも左に寄りすぎ、という感じがしていたのですが、
これはあまり良い席ではないのですが、
このコンサートではどんでん返し風になりました。

前橋さん、ほとんど姿勢を変えません。
ご本人が北を向いているとして、
ヴァイオリンを北西に向かって突き出したまま。
すると、前に傾けたヴァイオリンの音は北東に向かいます。
そのちょうど前面に私が座っているという構図。
ちょうど10mほどの距離なので、
かなり直接音が私に向かってくれる絶好の位置でした。
以上の次第で、至福の2時間を満喫することができました。
前橋汀子さんに美しい思い出をプレゼントしていただきました。
ありがとう、と言わせていただきましょう。

ザ・シンフォニーホールを出ると、交差点で先頭集団に追いつき、
青信号とともに飛び出して、ぐんぐん加速。
後続をかなり引き離して、たった5分でJR福島駅に飛び込み、
1630発大和路快速に飛び込みました。
こんな離れ業ができたのも、私一人だったからです。
その理由は語るも涙ですが、次回のお楽しみに。




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by hologon158 | 2016-07-16 15:33 | ホロゴンデイ | Comments(0)