わが友ホロゴン・わが夢タンバール

650.06 ホロゴン外傅170「2016年6月17日R-セレナー50㎜と天理の相性は抜群」6 yoshiさんの写真展②



前回の続き。

ここまでなら、私のかなり似たスタンスです。
かなり分かりやすい。

でも、私はyoshiさんを少し知っています。
彼はそんなシンプルな境地で満足する人ではありません。
写真に対する思い入れという点で、
彼に匹敵する人はそんなに沢山はいないでしょう。
そんなyoshiさんがこれまでの数々の写真展をすべて
ぶっとばすような新企画を練りに練られたのですから。

私のブログ文をお読みになったら、
実に単純な論理で思考が進められていることを、
簡単に見抜かれることでしょう。
1足す1は2という風に、
とてもシンプルに考える人間なのです。
そんな人間にyoshiさんのような底の深い人間を見抜けるとは思いませんが、
かろうじて浮かんできたのは次のようなことです。

彼は、今回の展示でもって、
巨大な疑似餌、ルアーを仕掛けたんじゃないでしょうか?
来展者に向かってこう誘いかけたのです。

さあ、私の写真をごらんになってください、
そうして、あなたの心とじかに向き合ってみてください!
何か感じませんか?
どうですか?
どんな風に感じますか?
私は自分のコンセプトをあなたに押しつけたりはしませんよ。
ご自分の心を自由に遊ばせてあげませんか?
そうしたら、それが何であるかは分かりませんが、
何かが見えてくるのではありませんか?
私の心など見えなくてもよいのです。
あなた自身の心が見えてきませんか?

このような自分自身の心との対話を誘い出すことを
意図されたのではないでしょうか?

ところが、私も含めてブログ訪問者は、
yoshiさんの展示を直に体験できないのですから、当然ながら、
yoshiさんの写真展に真っ正面から対峙することができませんね。
yoshiさんは「砂丘館 oh-baracta写真三人展 WEB カタログ」を掲載されました。
(http://yoshipass.exblog.jp/25831573/)
これらの写真たちと順次向き合うという行為は、
いわば一般的な写真展の壁面を順序通りに鑑賞する行為にかなり近いでしょう。
これは今回の写真展の展示が持つ意味、コンセプトとは
まったく異なるプレゼンテーションということになりそうです。

でも、カタログを拝見するだけでも、大した写真体験になりますね。
yoshiさんらしい写真群が並びました。
切れ味鋭くスケールの大きなストリートフォト 
ぐいぐい迫って来るロボグラフィ 
yoshiさん独特の曼珠沙華 
おそらく彼のライフワークである海浜風景 

これらの異質な写真たちの距離はかなりダイナミックです。
拝見しながら、マーラー、ブルックナーの交響曲たちを思い出しました。
1人の写真家としてはかなり強烈なダイナミックレンジ。
写真展では、ランダムで自由なプレゼンテーションも手伝って、
来展者の心を揺さぶり続けたのではないでしょうか?
そして、ただ写真を楽しむつもりでおいでになったのに、
なにか自分の心のどこかに隠された思いやフィーリングを掘り起こしてもらった、
そんな気持ちでお帰りになったのではないでしょうか?

そして、この仕掛けはyoshiさんにも効いたのでは?
彼ご自身も写真展会場で2週間自分の写真たちと向かい合って、
心の奥底に隠された、これまでに気づかなかったご自分を
見いだされたのではないでしょうか?
次の写真展がさらに楽しみになってきました。

私はと言えば、そんな魂の冒険とはすっかりおさらば。
退職後、毎月どこかにショートトリップをしよう、
海外旅行にも行こうと勇んでいたのですが、
最初にトライした中国雲南省のハードな旅でこりごり。
自分の写真は家から一歩出たら撮れる性質のもので、
しかもまるで飽きないことに気づいて、
まったく旅に出ない人間になってしまいました。
それだけにyoshiさんの写真展もなかなか拝見できないでしょう。
でも、ブログを通じて傍観するのも楽しいものです。
次の写真展の新たな冒険への期待が膨らみます。





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by hologon158 | 2016-08-04 21:22 | ホロゴン外傳 | Comments(2)
Commented by yoshipass at 2016-08-07 01:04
感想ありがとうございます。
これだけ真剣に、ボクの写真について書いていただける、
考えていただける人が、一人でもおられるということだけでも、
せっせと駄作を積み重ねる価値があります。嬉しい限りです。
毎回いただける過大評価は別にしまして、当たっているところ、
外れているところ、ボク自身気がついていなくてホロゴンさんの文章で気づかされること、いろいろあります。
今回の試みで、一番大きなことは、とても大きな「反省」でした。
それは、大きな失敗であり、同時に収穫でもありました。
反省の中身について、いつか、どこかでに書くかもしれませんし
自分自身の心の中にとどめておくかもしれませんが、
それは今のところ定かではありません。
今後、展示をおこなう機会があれば、展示の規模や方法にかかわらず、
今回の反省の上に立ってその時点でのベストを尽くすということには
間違いがありませんので、お見捨てなく。

8日間、良い旅を!!!
Commented by hologon158 at 2016-08-07 11:24
yoshiさん
こちらこそ、すてきな写真世界をエンジョイさせていただき、ありがとうございました。
私にとって、ブログは自分が楽しむだけでなく、
すぐれた写真ブログがいつまでも新しい境地を拓いていく姿を拝見することで、
人生への励みにさせていただく場。
そんな中でyoshiさんはいつも驚異の源。
これからも、どこまでもご自分の道を突き進むことで、
私たちにエネルギーと喜びを与えて下さい。
私も明日はささやかな旅の一日を豊中市岡町で楽しむことができました。
写真って良いものだなあ、いつもそう考えて、心を熱くしています。
お互いがんばりましょう!