わが友ホロゴン・わが夢タンバール

651.04 ホロゴンデイ164「2016年6月25日ホロゴンが大和高田を懐郷歩き」4 ライバル


さまざまな分野でライバル関係が成立します。
こいつだけには負けたくない、と互いに感じ、互いにしのぎを削る関係。
その関係があるが故に、たがいに刺激を与え合って、
好敵手がいない場合よりもはるかに高い境地に駆けあがることができます。

そのような関係への適性、条件がありまです。
①ある種の才能を人一倍豊かにもっていること。
②その才能を誰にも負けない境地まで伸ばしたいという志をもつこと。
③運良く、自分と同レベルの才能に巡り会うこと。

娘が通ったピアノ教室の先輩にそんな二人が居ました。
その息苦しいまでのしのぎ合い、つばぜり合いは息苦しいほどでした。
ライバルがどうなったか知りませんが、
教室の先生の娘さんは現在かなり名声の高い音楽家になっています。
ライバル関係がプラスに働いたことも役だったかもしれません。
そうではないかも知れませんが。
先生がそんな風にわざと仕組んだ可能性もあります。
「あの子に負けてるわよ」、双方にさりげなくそう耳打ちするだけで、
容易に関係を作り出すことができるからです。

そのような策略はライバル関係を好まない人間には効きませんね。
私がまさにそうでした。
幾度先生方から、そんな風にけしかけられたことか?
就職してからも、きわめて優れた先輩が、
必ず私に情報をもたらす私の友人に、
「彼が、いろんなことに興味を持つのをやめて、仕事一筋に専念したら、
かなり上まで行けるんだけどなあ」と慨嘆したことがありました。
それを聞いても、まったく動じませんでしたね。
生涯一度も自分がそうしなかったことを後悔したこともありませんね。

もし学業と仕事にすべてを賭けたら、
確かにそこそこの名声を得ることができたかも知れません。
しかし、名声って厄介なものです。
ひけらかす人間の値打ちを下げる働きをしますし、
ひけらかさない人間にはなんの値打ちもない。
私が人生で築いたような夫婦関係も友人関係も生活も性格も、
全部無縁の朴念仁になっていたかも知れません。
唯我独尊になったら、「人が自分から学ぶべきであって、
自分が人に学ぶなんて、本末転倒もいいところだ、
冗談はよしてくれたまえ」、なんて高らかにのたまう人間になっていたでしょう。

でも、真実のところ、何歳になっても、どんな人からでも、
どんなきっかけからでも、なにかを学ぶことができれば、
こんなに幸せなことはないではありませんか?

でも、と、これからがようやく本論なのですが、
私は大好きな揚琴を学んで10年ほどにもなるのに、
上達しないことにかけては怖ろしいほど。

付虹先生の生徒としては最古参の一人なのですが、
私より先輩の方は私よりはるかに巧いし、
最近では、1年ちょっと前に入門された若い女性なんか、
あっと言う間に私を追い越してしまいました。

すでに報告しましたが、台湾揚琴楽団を迎えてのコンサートに、
付虹揚琴楽団も前座を勤めましたが、
私は最初もやさしい2曲で楽屋に引っ込み、
ちょっと難しい曲は先生と粒よりのメンバー4人とが立派に演奏しました。
それを陰で聴いて、「ああ、悔しい! もっとがんばればよかった!」、
とくやしく思ったか?
思いませんね。
「ああ、あんな難しい演奏させられなくてよかった」

端から見たら、たった一言でしょう、
「情けない!」
でも、無理をしないで、待つ、これが私の生き方。
なんと言われても、平気ですね。
仕事はもとより、写真でもリコーダーでも、とにかくなんでも、
自然体に楽しみたい、というスタンスを変えたことがありません。
写真と来たら、今から考えると、最初からロボグラフィでしたから、
競争も名声もあったものじゃありません。
私が長く写真を楽しみ、ブログを楽しみ続けて来られたのも、
そのおかげでしょう。

名声、評判、地位、こんなものは寄ってたかって邪魔をするだけ。
いつかは疲れきり、気力を失い、評判も名声も失って、
失意、落胆、喪失感だけが残る、そんなことになりかねません。
なにもなければ、なにも失うことがない。
これが永遠の心理であり、最善の生き方。




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by hologon158 | 2016-08-11 16:24 | ホロゴンデイ | Comments(0)